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あなたの行動変化スイッチを押す
水曜日、半年前から行っていた月に一回のお弁当業界向けセミナーの最終日。
最終日のテーマは介護保険改正。
介護業界の方々ではないのでかみ砕いてかみ砕いて話す。
お弁当業界の方が介護業界のプロになる必要はない。
しかし、今後介護業界にビジネスを進めていくには業界のことを知っておいた方が良い。
セミナーを90分聞いただけで分かることはたかが知れている。
分かったつもりになってもいけない。
興味を持つことが大事だと思う。
少し前、自社の助成金や補助金のことを調べようと思ってyoutubeを見た。
難しい、難しいぜ。
いろいろもらえることが分かるけれど、専門用語も多々出てくるし、よく分からない。
1時間さらっと見たが独学で勉強は無理だと思って知り合いに助成金関連に詳しい社労士を紹介していただき訪問。
1時間対話する。
なんとなく分かった気がする。
なぜなのか分析してみる。
活用したい助成金がある。
社労士に説明を受ける。
「例えば〇万円の商品だった場合…」
私が例え話を出す。
「そうですね、この場合は〇万円に…」
その例えを基に教えてくれる社労士。
「つまり、こういう場合では…」
自分の理解している部分を伝える。
「いや、そう言う事ではなく…」
社労士の修正。
「そうか、ということはこういうことですか?」
「そうそう、その解釈で良いと思います」
自分の再確認。
このやり取り、youtubeでは出来ない。
自分の理解度を都度都度確認し、一つずつ納得していく。
細かなアウトプットをし、その都度自分の理解度を言葉に出して相手に確認、そこで修正があれば気づくことが出来る。
我々の会社が行っているセミナーはどんな内容であっても一方的ではなく、受講者に確認しながら、質問しながら進めていく形。
「質問があればいつでも言ってくださいね」
と言っても質問はほとんど出てこない。
上手く引き出す必要がある。
無理に引き出そうとしてもダメだ。
北風と太陽。
無理に風で服を飛ばそうとしてもダメ。
最初から高温を与えてもダメ。
徐々に徐々に熱くしていき、受講者が自然と服を脱いでいる、そんな状態を目指している。
念のため伝えておくがセミナー受講者の心境の変化のことである。
水曜日の話に戻す。
6回目、受講者から質問が出てくるようになった。
「しみずさん、たまに問い合わせで民生委員さんから試食させて欲しいと言われることがあるのですが、民生委員って何ですか?」
良い質問。
一旦服を脱ぎ、新しい自分の行動に繋げるための質問。
この状態まで行けば自分でググる。
そこまで行く後押しをするのが大事なのだ。
これはどのセミナーでも一緒。
「マネジメントの必要性を感じました。勉強になりました」
この感想文をもらっても行動は変わらないのだ。
今回のアンケートで1人の受講者がこう書いてくれた。
「ケアマネって言葉で聞いたことはありましたが、そんなに重要な人とは。ケアマネさんのところに直接関係はないけどクックチルの営業行ってみます」
ちょっと意味は分からないところがあるが、行動変容が起こっているのが嬉しい。
我々のセミナーは何か知識やスキルを身につけさせることが本質ではないな、
「あなたの行動変化スイッチを押す」
このフレーズでいろいろな会社に貢献していきたいと思う。
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