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「キャズム」で、もがく日本社会

いつも記事を読んでくださりありがとうございます。
朝起きたときの目のかゆみが辛いこの時期、いつも以上に朝起きるのが辛いですね。
さあ、少し寝坊した言い訳をしたので今日も書かせていただこうと思います。

昨日からマスク着用の義務化が緩和されました。
花粉症で苦しむ私は当然マスク着用し駅に向かいます。
駅に着き、いつも以上に周りをキョロキョロ確認。

マスク着用率95%(しみず調べ)

今までと比べて気持―ち、ほんの少し変わったかなという程度。
「世界中でマスクしているのは日本くらいだぞ!政府は何を考えているんだー」って主張したりしている人って5%以上いると思うけど、その人たちの中でもマスクしている人たちいるかもね。

以前も紹介しましたが、イノベーター理論という考え方があります。
何か発売されるとすぐ買う人、近くにいませんか?
そのような人たちはイノベーター(革新者)です。
2.5%の方がこのような行動をします。
周囲が全く知らないようなものに対しても躊躇なく購入や使用していく、少し拘り、というかクセが強い方が多いでしょうねー。

まだ少数しか使っていない商品を見つけ、面白そうじゃんと言いながら使う人、こんな方がアーリーアダプター(初期採用者)といい13.5%になります。
この方々はイノベーターよりも幅広くリサーチし、自分使ってみて可否を発信していきやすく、インフルエンサー的な動きをしてくれると言われています。

そしてそのインフルエンサーにより大衆が動き始めます。
アーリーマジョリティ(前期追随者)とレイトマジョリティ(後期追随者)、それぞれ34%。大衆の中で早いか遅いかという差。

「イノベーターとアーリーアダプター」
「アーリーマジョリティとレイトマジョリティ」
は、大きく市場が異なると言われており、その溝を「キャズム」と言います。
このキャズムが超えられればマーケティング的に成功という訳です。

あっ、忘れていました、ラガード(16%)、これは基本的に誰に何と言われても動かない人です。

さてさて、しみず調べによるとマスクを今外しているのはイノベーターの方々。…だけでないですよね。
マスクしなさいマーケティングイノベーター理論に当てはめると、マスクをしない=ラガードの一部もマスクを外しているはずです。
イノベーターとラガードとの奇跡の融合になります。
マスクに関しては様子見の方がほとんどだと思いますが、実際の苦しさが緩和されてくると徐々にマスク無しが日常的になっていくような気がします。

昨日は花粉症、寒さ、風の強さなどマスクをしていた方が合理的に良いと私は思いました。
コロナは関係なくマスクした方がよい、と。

これから暖かくなってくるとマスクをしているのがより苦しくなってきます。
その頃にはアーリーアダプターがマスクを外してきます。
そこからマジョリティに広がっていくのか、これはメディアの報じ方次第かな。
「いいか悪いかの判断は多くの人がやっているからいいことだ」、
という日本人的な価値観はいきなり変わるものではなく、じわじわとしか変わっていきません。
しかしじわじわ変わってきている音がします。
日本社会が、変化に対してキャズムで、もがき苦しんでいるような気がします。
今日は社会派ライターのしみずでした。


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