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10年前の人材紹介会社とのエピソード

床が水で濡れていたので拭く。
なんでここが濡れているんだろう。
水でもこぼしたかなあ…。
あっ、部屋の窓を開けっぱなしだったんだ。
夜のうちに少し雨が降ったのだろう。

おはようございます。
詩人みたいな入り方をしたしみずです。

弊社の業務のひとつに採用支援を行っております。
採用アドバイスだけではなく、求人原稿を書き、運用も行う、いわゆる求人屋さん。
「介護の採用支援を行っています」と挨拶すると、「紹介業をやられているという事ですか?」と聞かれるが、紹介業を行っているわけではない。
掲載課金型の料金形態なので採用できた時にお金を払う必要はもちろんない。

10年前は新聞に折り込んである集合チラシに求人チラシを出していたよな。

前職時代の支援先での話。
理学療法士の退職に伴い5万程度払い、記事を載せ、「今回も出したけど来ないね…」と事業所のスタッフと毎週話をしていた。

そんな話をしているとFAXが流れてくる。
「PTを採用しませんか?」
なになに、理学療法士がいるの?
電話をかける。
面接日程を決める。
面接日に求職者の若い女性とスーツを着た保護者のような営業マンが一緒。
いい人だ、採用。
年収想定400万、当時年収の20%である80万を支払わなければならなかったので支援している会社の社長に提案することを少し躊躇したが、
「毎週5万円、1ヶ月20万払っても来ない可能性だってあるのでここは採用しましょう」
ということで紹介会社経由で理学療法士を採用した。
「でも高かったね」そんな話を社長としていた。

介護職員も退職するという事で求人を出す。
折り込みチラシやハローワークを駆使する。
全然反応がない。
すると、FAXが来る。
「介護福祉士を採用しませんか?」
またあの会社だ。
電話をかける。
面接日程を決める。
面接日に求職者とスーツを着た保護者のような営業マンが一緒。
いい人だ、採用。
年収想定300万だったので当時介護福祉士は10%の30万を支払う。
「30万だったらよかったんじゃない」社長と話をする。

80万の紹介料を払って採用した理学療法士、入社した当初は良かったものの、正義感が強すぎて周りのスタッフとの対立が少しずつ目立つようになってきた。
何度か話をし退職は思いとどまってくれたものの時間の問題かな、と3か月程度経過した時から感じていた。
紹介会社の担当者へ連絡。
「紹介してもらった人、辞めたそうなんだけど」
「そうですか、あの子、合うと思っていたんですけどね。私も定期的に連絡を取るので頑張るように伝えておきます」

6ヶ月が経過した時、理学療法士から退職願が提出された。
まあ仕方ないということで社長は受理。
紹介会社に連絡。
「退職しちゃったよ」
「私にも何度か電話があったのですが、お力になれずにすみませんでした」
「紹介料って返って来るんだっけ?」
「しみずさんごめんなさい、6ヶ月経過したあとはご返金できないんですよ…」
そうか仕方がないな。
初めて紹介会社経由で採用したので非常に勉強になった。

理学療法士どうしようね、社長と打ち合わせをしていると1通のFAXが。
「PTを採用しませんか?」
あの会社だぜ。
そして絶対あの子だぜ。
せめて我々の事業所だけFAX省けよ。

我々は人材紹介ではなく、掲載課金型の採用支援を行っておりますのでご興味がある方は是非ご連絡ください!

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