拡大するイスラム同盟の怒りがネオコンの世界制覇思想を破壊する

参考動画です。

ガザでの戦争の即時停戦を求める国連決議がアメリカの拒否権発動によって否決されたことに対して、エジプト、ヨルダン、カタール、サウジアラビア、パレスチナのアラブ諸国にトルコを加えたイスラム諸国の国連代表団は、国連決議に対する失望の意を表明しました。

アメリカは「停戦は戦争の次の段階の種を蒔くだけである」という理由で拒否権を発動し、イギリスも停戦に反対した。

しかし、戦争の種を一番最初にアラブの地に蒔いたのは誰だ?

という根本的な問題については、西側諸国の全員が記憶喪失したのか?

1917年11月2日、第一次世界大戦の最中、英国外務大臣アーサー・バルフォアから英国貴族院議員ウォルター・ロスチャイルドに一つの書簡が送られた。

それは、バルフォアが「英国政府はユダヤ人シオニズムを支持することを米国シオニスト団体に伝達してほしい」とロスチャイルドに依頼した書簡でした。

「ナショナル・ホーム」の定義を巡る議論もありますが、バルフォア宣言は、イギリス政府がパレスチナにおけるユダヤ人のナショナルホーム(national home)建設を賛成し支援するのを約束したものでした。

ロスチャイルドを総帥とするイスラエルユダヤ人シオニストが、パレスチナ侵攻を正当化する根拠が1917年11月2日のバルフォア宣言です。

この度の、ガザ侵攻も、ハマスの奇襲攻撃は戦争を始めるための口実にすぎない。

ビデオの中で、英国国連常駐代表バーバラ・ウッドワード(Barbara Janet Woodward )は臆面なく停戦反対を表明しているが、そもそもイスラエル・パレスチナ問題の種を蒔いたのはイギリスだということは、すっかり忘れてしまったのだろうか。

そんな米英のアングロサクソン人とユダヤ人シオニストに対するアラブ人の怒りは容易に想像できる。プーチンの働きによって、その怒りは、孤立していたペルシャ人国家イランとの利権と宗派を超えたイスラム連合勢力形成に変わりつつある。

ペルシャとアラブの連携、更にイスラム世界が統合された時、西側がグローバルサウスの勢力拡大を止めることはできなくなる。

【参考記事】バルフォア宣言
https://note.com/consultancymk/n/ne3e49f173e3e


MKC情報室