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とんちんかん

「とんちんかん」の漢字は「頓珍漢」ですが、ただの当て字なので漢字に意味はありません。頓珍漢の意味は、ご存じの通り、物事の辻褄が合わないこと、的外れな言動やそのような人のことです。

頓珍漢は擬音語で、その語源は刀工が刀を鍛造する工程で鉄を槌で打つ音です。師匠が鍛造台を打つ小槌の音に合わせて弟子が大槌で鉄を打ちます。師匠が小槌を打つ合間に弟子が大槌を打つ様子を語源にした言葉が「相槌を打つ」です。

お互いの技量と息が合えば、交代に打つ槌の音が「とんてんかん」と聞こえるのが、合わなければ「とんちんかん」と聞こえるというのですが、分かったようで分かっていない日本人がほとんどだと思います。

百聞は一見に如かず(Seeing Is Believing)動画をご覧ください。

頓珍漢の意味が理解できたと思います。

こんばんは、良仁です。

二週間ほど、ロシア、スウェーデン、ドイツ、ベルギーと回って帰って来ると、なおさら、頓珍漢な日本人が増えたなと思います。その最大の原因は明確に2つです。

1番目の原因は日本のマスコミによる偏向報道です。

みなさんは、通信社と新聞社の違いをご存じですか?

通信社(News Agency)は、世界中のニュースを取材して日本語にした記事を日本の新聞社・放送局・その他メディアに配信している報道機関です。

日本の二大通信社が「共同通信」と「時事通信」です。日本のマスコミ報道は全て、この二大通信社が配信する報道内容に準じています。

仮に、この二大通信社が偏向報道を望む勢力に支配されているとすれば、日本のマスコミを通じて全国に偏向報道が流されることになります。通信社だけでなく、主要マスコミも支配されているとすれば、総ての日本人は偏向報道によって洗脳される可能性があります。

その結果、事実を知らない日本人は頓珍漢な考え方をするようになります。

2番目の原因は日本人の語学力の低さです。

例えば、日本語とほぼ同じように英語を使える日本人の割合は、先進国の中では最低ですが、世界で英語を自国語と同じように使う英語人口は約15億人です。つまり、日本語人口の15倍です。換言すれば、日本語の15倍の英語の情報があるということです。

仮に、前述の二大通信社が偏向報道を流しているとしても、その先には事実を報道している英語の一次情報が山のようにあるのですが、マスコミが恣意的に情報鎖国した場合、ほとんどの日本人はそれを知る術がありません。

その結果、事実を知らない日本人だけが頓珍漢な考え方をするようになります。最近では、安倍国葬・ロシアバッシングやマスク着用が典型的な例です。

安倍晋三が世界で評価されているのなら必ずトップが参列します。つまり、評価などされていません。

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9月8日、あろうことかクリミア大橋がウクライナ特務機関によって爆破されロシア人の犠牲者も出ました。

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プーチン大統領は「ロシアの重要なインフラ破壊を目的にしたテロ攻撃である」として、事前の忠告通り、10日にウクライナの重要なインフラを標的として集中的な反撃を行ったと発表しました。

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本日、林芳正外相は、日本政府はロシアによるウクライナ各地への攻撃を強く非難し、民間人や民間施設への攻撃は国際法違反であると表明しましたが、ロシアの事前忠告を無視して、先にロシアの民間人や民間施設を一方的に攻撃したウクライナに対する非難表明はありません。

これが頓珍漢です。

エムケイコンサルティング 良仁