マック撤退から1年ロシアのハンバーガー市場はどうなってるの?

2022年5月16日、ロシア全土850店舗を同年3月から一時閉鎖していたアメリカマクドナルドはロシアからの恒久的撤退を発表しました。

ウクライナ紛争によって「今後の経営環境が予測できない」というのがマクドナルドの事業的撤退理由でした。同じ理由で、コカ・コーラ、スターバックス、リーバイス、アップル、ルノーなどのグローバル企業はすでに撤退していました。

マクドナルドは1990年にモスクワでロシア1号店をオープンして東西冷戦の緊張緩和を象徴する出来事として世界中に報道されました。32年後、チェーン店舗数850従業員数6万2千人となり、ウクライナの108店舗を加えると売上シェアは全体の9%に達していました。

さて、動画は今年3月に公開されたフランス人学生から見たマクドナルド撤退後の店舗の変化です。ロシア経済は急激に後退し破綻するというワシントンの予測が見事に大外れしたのと同様にマクドナルドの予測も見事に大外れしたようです。


MKC情報室