明日は面談の日

毎日寝る前にきまって考えていることはカウンセリングの先生との次の面談の時に何を話そうかという事なのです。

私は自ら進んでカウンセリングを受けに行っているわけではないのですが、無理やりにでも連れて行かされるのでしょうがなく行っているのです。

これがまた、怖い先生でして。叱られるとか、怒鳴られるとかそういう類では無いのです。
全てお見通しだというのにそれを隠すかのようにして私達に接するのです。

笑顔で私の心の奥底を睨みつけているのです。

私はその先生が何者かよくわかっていないのです。ある人は我々に分からない者が見えて、我々に分からないことが分かるお方なのだと言うのです。

またある人はその先生の言う事をただやればいい。そうしたら全てうまくいくと言うのです。

何か胡散臭いと思うのです。心理学に精通しているお方ではないのです。何かの宗教でもないのです。

今まではそんな得体の知れない人に私の本性を明かすまいと適当な面談をしてきたのですが、いよいよ正体を知りたくなってきました。

ですので私は明日こう聞いてみようと思います。
「私は今すぐにでも死にたいと思っているのですが、どうも死ぬ事はできず、無限の生き地獄にいるかのようです。先生どうしたらこの生き地獄から抜け出せるでしょうか」

と。

神様を試してはならないと聖書に書かれていたので、もし先生がイエスの子であるとしたら私はおしまいです。
死後の世界で再び地獄に行かされるのでしょう。