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【詩】人間嫌いたち

尋問される胸骨の裏側に

あなたと同じ鼓動をみる

あなたにそれが気づかれてしまったら

メランコリーを希釈して

飲み続けていた事がバレてしまう

今日という他にはない祭日に

すげかえる事の出来る祝祭はなく

ただ安い花の匂いや

ガルバニウム鳥の羽音に心を安める

執着から離れた好意は空っぽで

例え触れたとしても

それは影である

狂おしくも同色しか描けない好意は

嘘だと知っている

さざなみの光沢を最後にして

私は眠りにつく


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