【地域で輝く学生 vol.17】関西国際大学 先端技術を活かした観光アイデアの提案:神戸市(神戸観光局)・NTTドコモとの連携授業
関西国際大学 国際コミュニケーション学部 観光学科では、神戸観光局および株式会社NTTドコモと連携したPBL(課題解決型)授業を「先端技術をつかった新しい神戸の観光アイデアを提案する」というテーマに、2022年4月から7月にかけて実施しました。
この活動では、神戸市の観光の課題解決のための企画提案に取り組み、課題発見・解決の手法を身につけるとともに、DXを活かした観光資源の活用方法を学びます。
さらに企業・自治体・他大学など外部団体と活動を進めていくことで、コミュニケーションやビジネスマナーも含めた幅広い学びを獲得します。
キックオフミーティング(4月27日)
NTTドコモと神戸観光局の方が来校され、顔合わせを兼ねたキックオフミーティングが実施されました。そしてNTTドコモよりミッションの説明が行われました。
取り組み内容
受講生は3チームに別れ、市内各エリアに出向き特色や課題の調査分析を行いました。また5月26日のNTTドコモへの中間報告では、現地調査に基づいた各グループのアイデア原案の発表とアドバイスを受けました。さらにNTTドコモのVRやAR、屋内ドローンなどの観光の現場で活用できる先端技術を紹介してもらい学生が実際に体験を行いました。
報告会(7月28日・30日)
本学学長や連携先の皆様やオープンキャンパスに訪れた高校生に向けて報告を行いました。
Aチームは、北野町をデジタルアートで彩るARツアーを企画しました。他地域に比べリピート率が低いと言われる北野町で調査を行い、イベントや観光ツアーの少なさが観光客の期待に応えていないことと課題とし、異日常性や非現実性を求める20~50代の幅広い層の取り込みを目的としました。
Bチームは三宮・元町エリアからファッションを軸としたアイデアとして、「お洒落な街」としての神戸と神戸オリジナルブランドの認知促進を目的として、ARグラスで見られる、街なかに設置した「仮想ランウェイ」に自分のコーディネートを発信し誰でも視られるプラットフォーム構築を提案しました。
留学生の多いCチームは、神戸にある「様々な国の食文化」に注目しました。これらを活かし、本格的な外国料理が楽しめ、プロジェクションマッピングにより海外旅行気分を提供するフェスティバルを開催します。調査では「多少値段が高くても母国料理が食べたい」という留学生は多く、日本人観光客と合わせて国内の外国人も呼び込めると考えました。
また同様の取り組みを行った岡山大学の学生もリモート参加して、相互に刺激を受ける機会になりました。そして出席者の方から「現在の内容をブラッシュアップすることにより神戸の観光課題の解決に活かせるものになる可能性が十分にある」という評価を受けました。
以上
寄稿・お問い合わせ先:関西国際大学 社会連携課 exc@kuins.ac.jp