教えて!!岡部先!!!待望のシリーズ・第2弾「最新ヨーロッパ情勢」講義とQ&A ~気になんねん、ヨーロッパ…今、私たちができること~

キャリアカフェ「Nada Global Village(NGV)」第57回

 

第57回は、4月28日に実施した、『[Nada Global Village(NGV)]第55回 教えて!!岡部先生!!!そして、一緒に考える!!』の内容に共感いただいた、兵庫県国際交流協会、JICA関西、ユニセフ協会等から、「ぜひ第2回を一緒に開催して、より多くの人々にこの問題の正確な情報提供と関心を持ってもらう機会を提供しましょう!」と、お声掛けをいただき、また、参加者からも第2回の開催を望む声が多く寄せられていたことから、開催する運びとなりました。

開催の主旨は、第1回同様、ヨーロッパで起こっている戦争が、多文化共生社会の実現を根底から覆すものであり、この問題に対し中立的な立場で正確な解説ができる日本のウクライナ研究の第一人者である、神戸学院大学 岡部 芳彦教授に登壇いただき、「この戦争が早く終わり、誰もが住みたい場所で安心して暮らすために、自分達ができることを一緒に考える」をねらいに開催しました。 

第1部の岡部教授による講義では、ヨーロッパ情勢の正確な事実認識と理解促進を図ることを目的として以下の3部構成で行いました。
①   岡部教授の自己紹介
  岡部教授は、ロシアで「アニメ・オタク文化青年サミット」を主催し、  
  日露の交流、領土問題解決にも以前から尽力されるとともに、「キエフ 
  のキーウ」への表記の変換の会議の座長も務められました。

②   現状に至るまで 

③   今の戦争の原因と解決

岡部教授から、現状に至った経緯と今の戦争の原因と解決について、説明がありましたが、現実と思想の対立と考えられるとのことで、両者が同じ土俵に立っていないので、話が嚙み合わず、終着点が見えづらいのが現状であるとのことでした。

第2部の岡部教授との質疑応答では、4月28日に開催した第1回の時と同様に多岐にわたる質問が参加者から寄せられました。


最後に岡部教授より、「関心を持ち続けるためにどうすればいいか」については、同じ情報源を続けて見続けることが重要で、例えば、現地の新聞等を1つ見つけて翻訳アプリなどを使い読み続けると流れが理解でき、より関心を持ち続けることができる旨の説明がありました。

参加者の感想では、大変満足・満足が96.5%と第1回を超え、非常に満足度の高い会となりました。
今回のイベントの開催を通じて、県内の他の国際交流機関との連携を図ることができ、当コンソの地域での国際交流拠点機関としての役割を果たすことができたように感じております。また、参加者層も留学生を含む学生と地域の方の割合が約半分づつ、加えて、海外や行政からの参加もあり、多くの地域の方々に、コンソの国際交流拠点事業をご認識いただけたものと考えております。