見出し画像

人恋しさを増幅するボカロ曲3選

風が冷たくなってきて、人恋しくなる季節かもしれません。その人恋しさ、ボカロのバラードで、ほどよく増幅してみませんか?


Ordinary

ポリスピカデリー feat. 初音ミク

別れの寂しさを「優しくなった秋風」の中で受け止めていくような曲です。ストーリー性は強くありませんが、だからこそリスナーは各々の立場に当てはめて聴けます。柔らかさと強さを兼ね備えた調声が、耳に心地いいです。


繭を解く

keeno feat. 初音ミク

会えない人を強く想い続ける、切なすぎる冬曲です。雪のように儚い「君」との思い出に「この手で触れて」融かしてしまうことを危ぶむ「私」。幻想的な冬に留まる「君」と、現実的な春を迎える「私」の対比が際立ちます。


カヌレ

蝶々P feat. 初音ミク

愛する人と共に生きる決意が、優しいピアノの音色に載せられています。「いつまでも君を守りたいよ」「君と出会えた事を誇りに思う」等、直球の愛の言葉が並びます。これを照れずに歌い切るとは、さすが初音ミクです。


メロディーも美しく、何度も聴きたくなる3曲かと思います。激しく揺さぶってくるわけではないけれど、そっとそばにいてくれるような心地よさが、ボカロのバラードにはあるのではないでしょうか。お読みくださり、ありがとうございました。