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Blur - Think Tank (2003)
残された者が奮起して最高傑作を生むことはロック界において少ないことではない。本作もまたその一つである。Graham CoxonがBlurの魅力の半分を占めていたのは否定できない。それにも関わらず本作が最高傑作になっている理由は、Damon Albarnのリリシズムが過去最も花開いたからに他ならない。"Good Song", "Sweet Song"のあまりに美しいメロディをはじめ、彼のソングライティングが極致を超えた、静かな