なぜ離婚したのか⑭

前回書いた交通事故でショックだったことの追加。旦那の態度は最悪だったが、義父の態度はそれを上回った。私をいたわる言葉はもちろんなく、

「○○家（私の両親）には事故のことは言うな」

と言われた。ショックを通り越してあきれた。中学校の教頭を務め、日ごろから話好きで、話の内容はまとまっていなくてよくわからないことが多かったが、人格者だと信じていたのが一気に崩れた。教育の現場でもこうやって隠ぺいしようとしたことがあったのかもと疑ってしまう。

ましてやうちの両親は私と同じで交通事故は起こりうる仕方ないものだと思っているし、それを私が話したところで、旦那の家に対する印象を悪く思う人たちじゃない。そうじゃなくて、自分の娘に対して、いたわりの言葉すらかけれない人達に対しては不信感を抱くと思う。

義母は私を多少はいたわってくれたが、事故で私は左足に少しかすり傷を負ったが、愛犬が同じ左足を何日も舐めていたらしく、私の傷とシンクロする＝犬が心配していると信じたようで、いたく感動していた。なんとおめでたい人だと思った。

というわけで、これでピンチの時にこの家族がどのような態度をとるかがわかってしまった。結婚はしたけれど、自分の危機は自分で守らないといけないと強く感じた出来事だった。

続く