見出し画像

なぜ離婚したのか⑬

今日は書く気になったので、連投!冬至までには語り終えたい!そして、下ネタが少し入るので、嫌な方はここで読むのをやめてほしい。あと、今回は少々長文になりますことをお許しください。

離婚の最大の理由は夜の営みが下手だったから。経験を積めばなんとかなるのかもしれないが、私がそれに付き合えるほど彼に対する気持ちがなかった。お互い若くて、彼の中身に惚れてずっと一緒にいたかったら、これが最大の理由にもならなかったかも。40歳超えては絶望的。中高生レベルからの向上は難しい。

結婚する前に経験しておけばよかったが、彼を含めて彼の家族が昭和初期のような方たちなので、義理の母親は息子に

「結婚するまでは(私の)マンションには行かないように」

と余計な忠告をし、息子はそれを忠実に守った。私もこんなにキスまでうまくできない人がいるとは、自分がそれが理由で一気に嫌になるとは当時は思ってはいなかったので、確認しないまま結婚してしまった。

これから結婚しようとしている皆さん。結婚式当日の“初夜”とか今の時代に合ってないから、恋愛結婚でもお見合い結婚でも、お互いの体の相性を確かめないまま、結婚は絶対にしないでください。後で、うまくいかなかったときに後悔するから。

その“初夜を”今どき信じていたもとうちの旦那は、籍を入れて彼の実家に泊まりに行っても、手は全く出さず、布団は2つきれいに並べているのに、愛犬を抱いて寝る始末。こんな屈辱を感じた時は人生初めてで、一気に戦意喪失した笑 私の悪い癖は普段は自分の意見をきちんと言えるのに、あまりにあきれたり、ショックの時には言えなくなるのだ。

結婚式をしない代わりに親戚だけ招いて食事会をした。その食事会の夜を“初夜“だと彼は定めたらしい。入籍から食事会まで数か月あったが、何もされなかった。性欲とかない人かと疑った。

でも、その大事な食事会の日、会が終わった後、彼の運転で交通事故を起こしてしまう。予兆はあった。会が終わって雨がたくさん降っていたので、急いで駐車場まで走ったら、私のネックレスの一部が外れて、外は暗かったため、部品を落としてしまい、拾ったつもりが後で確認すると、一部を拾い切れておらず、結果として失くしてしまった。

とにかく彼といれば、悪運のある私でさえ運が落ちる。必ず大事な日に雨が降るし、一緒に行った旅行の帰りには台風が直撃して電車が止まり、車中泊だった。彼は実家にばかりいて、いろんな意味で経験がなく、免疫がないから"持っていない"のだ。

話を戻すとその日は大雨で夜のため、視界が悪く、左折した際に、彼の視界に大きな木の枝が迫ってきて、避けようとハンドルを左に切りすぎ、車が溝に落ちてしまった。助手席にいた私は、車が斜めになり、エアバックのせいか煙みたいなのが出てきて、突然のことだが、もう死ぬのかなと一瞬思ってしまった。

幸運にも現場の近くでちょうど外で休憩をしていた、飲食店のお兄さんが旦那と私を車の中から引っ張り出してくれたので、助かった。雨が降っていたので、傘も貸してくれた。それから数時間、車を溝から引き上げるまでの数時間、寒い雨の中立ち尽くすことになるのだ。

経験のない彼はピンチに弱い。車から出ても立ち尽くすだけで、いつものように黙ったまま、何も言わず、何もしない。私も放心状態ではあったが、JAFなどを呼ぶように思いつく限り、彼に指示を出した。

交通事故は仕方がない。彼は運転が下手だが、私も下手なのでそこは責めない。この事故で何が嫌だったか、これを境に彼のことが一気に嫌いになった理由は、私に一言も「大丈夫?」とか「ごめんね」とかの声掛けがなかったことだ。これはおとなしいとか理由にならない。人として欠如している部分があると思う。

それもショックでへとへとになり、夜中にやっと彼の実家に帰って寝ようとしたら、なんと彼の"初夜"を迎えることになる。嫌だと一度拒否したが、彼は今日だと決めていたようで、気持ちは変わらなかったらしい。

私が男でヤりたかったら、こういう日なら

「今日は怖い思いをさせて悪かったね」

と言って、まずは彼女を抱きしめる。ただ、経験のない彼は心遣いというものを知らないので、ただ攻めてくる。私も濡れるわけがない笑 世の中こんないかみ合わないキスや行為があるのかとびっくりしてしまった。ショックというより、あきれてしまった。

今思うと、なぜこのとき離婚を決意しなかったのだろう。彼の家の昭和初期の考え方にすでに洗脳されていたのかもしれない。結婚したらどんなに嫌なことがあっても、耐えなければと思っていたのかも。出家したつもりでその後、片手ほどの回数彼と交わったが、耐えられず、旦那の家には日帰りのみで行くようになった。

傷ついたとは思うが、彼と最後にしたとき、「上手じゃないね」って彼に伝えてしまった。まだこのとき、離婚は考えてはいなかったが、離婚へのカウントダウンが始まったのは、確実にこの"初夜"を迎えた日からだと思う。

次の日私が自分のマンションに帰ったときに彼から来たメールは

「昨日はご迷惑をおかけしました。」

普段人とメールなどでやり取りをしない彼は、妻にもこんな他人行儀な連絡しかできなかった。いつも丁寧語でビジネルメールみたいだった。全く謝罪をしている感じが伝わってこなかった。

あー、離婚してよかった!

続く

この記事が参加している募集

スキしてみて

よろしければサポートをお願いします。近い将来みんなを幸せにする文章を書くことに使わせていただきます。