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木管五重奏とピアノによる こどもの夢(2019/8/26)

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『木管五重奏とピアノによる こどもの夢』に伺いました。(2019/8/26@中目黒GTプラザホール)

木管奏者5人とピアノが加わった編成で、フルートは保坂真弓さん、オーボエは元東京ニューシティ管弦楽団の徳田振作さん、クラリネットはアンジェミュージック代表の田中伊知子さん、ファゴットは神奈川フィルハーモニー管弦楽団の石井淳さん、ホルンは東谷慶太さん、ピアノは米山多佳子さんでした。

プログラムはハイドン『ディベルティメント』、ブルーメル『六重奏曲』、フランセ『恋人たちのたそがれ』、ビゼー『アルルの女 第一組曲』、プーランク『六重奏曲』でした。

冒頭のハイドン(イグナツ・プライエルの作曲の説も有り)から木管楽器特有のアンサンブルの香りが心地よく会場を包みました。ブラームスの「ハイドンの主題による変奏曲」の主題でおなじみの"セントアンソニーのコラール"では幸福感や安心感を感じさせる素敵な演奏でした。ブルーメルは1964年まで存命していた作曲家で、モダーンな響きを持ちつつもとても魅力的な曲です。演奏はあたかも各楽器同士が会話をしているようで、奏者の楽しさがこちらにも伝わって来るようでした!

フランセの曲でのユーモラスに溢れた表現、ビゼーのアダージェットで聴かせた空気が立ち上がるかのような演奏は心を打ちました。プーランクではシリアスな雰囲気を交えつつ、アンサンブルの素晴らしさを心から堪能しました!ホールの雰囲気も良く、奏者と程よい距離間で演奏を楽しむことができ、とても素敵な時間を過ごしました!

皆さんもぜひコンパスを使ってコンサートをお楽しみください!


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