第15回ワールド･ピース･クラシック･コンサート (2)

『第15回ワールド･ピース･クラシック･コンサート』に伺いました。（2020/3/2＠東京芸術劇場コンサートホール）

世界平和を願って、指揮者の新田考さんとニッポン･シンフォニー･オーケストラによって行われたシリーズ「協奏曲の夕べ」はベートーヴェンの生誕250周年を記念してベートーヴェンの協奏曲全曲演奏会に取り組みました。ニッポン･シンフォニー･オーケストラは東京藝術大学教授をはじめ、著名コンクール入賞者などの若手精鋭演奏家で構成されています。指揮の新田孝さんは東京藝術大学を卒業後、ベルリン芸術大学、ケルン音楽大学で指揮法とホルンを学び、帰国後は指揮者として独立。以降、著名な世界的ソリストとの共演、自主企画などで活躍をしています。
ヴァイオリン協奏曲ではヴァイオリニストの中澤きみ子さんが迎えられました。中澤さんは新潟大学を卒後後、ザルツブルク･モーツァルトテウム音楽院で研鑽を積み、2000年に文化庁芸術家海外派遣員としてウィーンに留学。以降、国内外のオーケストラと共演を重ねています。また国際コンクールの審査員や尚美学園大学、同大学院、上野学園大学客員教授を歴任しています。
ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲は数あるヴァイオリン協奏曲の中でも最高峰の一つに位置付けられるような傑作です。中澤さんの演奏は、聴き手になぜこの曲が偉大であるかを感じさせると同時に、中澤さん自身がこの曲に向ける愛情を感じさせるものでした。細部の丁寧な表現がとても印象的。そしてオーケストラをも感化させるオーラが漂っていました！

皆さんもコンパスを使ってコンサートをお楽しみください！
月額定額制でコンサート行き放題「コンパス」
https://conpas.me

Instagram https://www.instagram.com/conpas.me
Twitter https://twitter.com/conpas_me
LINE公式アカウント http://nav.cx/euhyPvI