マガジンのカバー画像

コンサートレポート

268
コンパスをご利用いただいたコンサートの開催レポートです。
運営しているクリエイター

#ギター

ギターデュオ さつき コンサート vol.1(2020/1/11)

『ギターデュオ さつき コンサート vol.1』に伺いました。(2020/1/11@かなっくホール) ギターデュオ さつきは、深沢みなみさんと杉田 文さんにより2018年に結成されたクラシックギターデュオです。お二人は中学校からの同級生で、桐朋女子中学校のギター部でのアンサンブルをきっかけに演奏を始め、2018年に桐朋学園芸術短大音楽専攻ギター専修を卒業。同年、第30回日本ギター重奏コンクール第2位を受賞されました。 会場のかなっくホールは、JR東神奈川駅に隣接してい

宮下祥子&坪川真理子 デュオリサイタル 〜華麗なるギターソロとデュオの夕べ(2019/11/24)

『宮下祥子&坪川真理子 デュオリサイタル 〜華麗なるギターソロとデュオの夕べ』に伺いました。(2019/11/24@ティアラこうとう・小ホール) クラシックギターの宮下祥子さんは2002年のアンドレス・セゴビア国際ギターコンクールで第2位入賞、数多くの国際ギターフェスティバルにも招待されています。これまで世界12カ国32都市で演奏するなど国際的に活動しています。 坪川真理子さんはマドリッド国立上級音楽院ギター科を日本人女性として初めて卒業(優秀賞受賞)されました。帰国

Twin Violin Concert 〜千の音色でつなぐ絆〜(2019/10/31)

『Twin Violin Concert 〜千の音色でつなぐ絆〜』に伺いました。(2019/10/31@紀尾井町サロンホール) ヴァイオリンのfumikoさんは、ユニバーサルミュージックからCDデビューし、ヨーロッパでアンサンブルによるコンサートツアーを行うなど、ジャンルを超えた活動を展開されています。 同じくヴァイオリンの山内達哉(Tatsuya Yamauchi)さんは、海外での演奏活動が「外務省在外公館長表彰」「第一回埼玉グローバル賞」などを表彰される一方、災害復

イリアナ・マトス クラシックギターコンサート(2019/8/1)

『イリアナ・マトス クラシックギターコンサート』に伺いました。(2019/8/1@国分寺いずみホール) イリアナ・マトス(Iliana Matos)さんはキューバ出身の世界的ギタリストです。これまで11の国際コンクールで優勝してきた経歴の持ち主です。このコンサートは彼女にとっての初来日公演となりました。 前半はマトスさんのソロでアジャーラ『南米組曲』、バリオス『ワルツNo.4』、マルティン『南国風ディベルティメント』が演奏されました。とても自然体な雰囲気で、さりげなさ

どっと。1st ALBUM 「A LA CARTE」ツアーinTOKYO(2019/6/21)

『どっと。1st ALBUM 「A LA CARTE」ツアーinTOKYO』に伺いました。(2019/6/21@近江楽堂 オペラシティ3階) 「どっと。」は佐藤紀雄さんと山下俊輔さんによる本格派クラシックギターデュオです。コンセプトは「世界を驚かす日本発のクラシックギター作品を作る」こと。二人は国内に留まらず国外のフェスティバルへの参加や単独コンサート行い、世界での反応や各国の基準を肌で感じてきており、その経験がこのコンセプトに反映されています。 佐藤紀雄さんは197

とうじんギター・コンサート全国ツアーin2019(2019/6/18)

『とうじんギター・コンサート全国ツアーin2019』に伺いました。(2019/6/18@現代ギター社 GGサロン) 島崎陶人さんこと"とうじん"さんは40年間にわたりギターの神様アンドレス・セゴビアの奏法を研究し、その集大成となる「とうじんメソッド」を世界に発信し、次世代の若者にクラシックギターを教えながらコンサート活動を行っています。 プログラムはクレスポのノルテーニャ、テデスコの「プラテーロと私」やデ・バレーラの「ナナと間奏曲」など、様々な想像力をかきたてる名曲が

武満徹の「うた」 the complete(2019/5/29)

『武満徹の「うた」the complete』に伺いました。(2019/5/29@神楽坂 TheGLEE) 石塚 裕美(歌)と富川勝智(ギター)によるユニットAcoustic Ladyland(通称「アコレデ」)は、歌とギターで演奏でき得るあらゆる可能性を追求すべく2015年から活動されています。アニソンから現代音楽まで幅広いレパートリーを持ち、昨年より武満徹氏の楽曲を演奏するシリーズをスタート。今回は歌とギターだけで武満の「うた」全21曲を一夜にして聴くことができる貴重

メゾソプラノとギターによるシューベルト歌曲集「冬の旅」(2019/5/23)

『メゾソプラノとギターによるシューベルト歌曲集「冬の旅」』に伺いました。(2019/5/23@近江楽堂) メゾソプラノの駒ヶ嶺ゆかりさんはこれまで北欧作品を柱としたシリーズ演奏会を札幌・函館・仙台・東京で企画し、2018年には札幌、東京、ヘルシンキなどでリサイタルを行い活躍中。 19世紀ギターを演奏したのは宮下祥子さんはクラシカルギターコンクール優勝、A.セゴビア国際ギターコンクール第2位、キジアーナ音楽院夏期講習会でO.ギリアに師事し最優秀ディプロマを授与され、世界

クラシックギター&マンドリン Duo FUTABA(2019/5/19)

『クラシックギター&マンドリン Duo FUTABA』にお伺いしました。(2019/5/19@杉並公会堂小ホール) Duo ふたば いいづなコンクール2018 でフェスタ賞を受賞した、小林 透 (Toru Kobayashi) さん(クラシックギター)と 林 真衣 さん(マンドリン)によるデュオです。 プログラムは前半は小林さんのギターソロでR.ディアンスのサウダージ第三番やA.タンスマンのカヴァティーナ組曲など。後半は大橋忠弘さんの朗読が加わるM.C=テデスコ「プラ

東 隆幸ギターリサイタル(2019/5/11)

『東 隆幸ギターリサイタル』に伺いました。(2019/5/11@杉田劇場ホール) スペインで巨匠マヌエル・バルビローニに師事したギタリスト東 隆幸(Takayuki Azuma)さんが、New CD「エル・マナンティアル〜マヌエル・バルビローニに捧ぐ」の発売を記念したコンサートでした。 第1部は没後110年の作曲家タレガの作品が5曲並び、特に「アルハンブラの思い出」はトレモロの表情がとても繊細に変化し、立体感あふれる素晴らしい演奏に感激しました。第2部はソル、トゥリー

千葉ソロギターサークル主催《山口修ギターリサイタル in 千葉 ~4大ギター協奏曲を弾く~》(2019/5/6)

『千葉ソロギターサークル主催《山口修ギターリサイタル in 千葉 ~4大ギター協奏曲を弾く~》』に伺いました。(2019/5/6@浦安音楽ホール) 日本を代表する実力派ギタリスト山口修さんによるギター協奏曲を一度に4曲演奏するという、日本人演奏家では28年ぶり史上2人目の快挙となるコンサートでした。 プログラムはヴィヴァルディのギター協奏曲ニ長調RV.93、M.ジュリアーニのギター協奏曲第1番Op.30、J.ロドリーゴのアランフェス協奏曲、ある貴紳のための幻想曲でした