さぁどうなんだろう　-2024.08.21-

さぁ、どうなんだろう

子どもの頃、将来何になりたいか？

と聞かれて、それは大抵小学校の卒業文集のお題だったりするんだけれど、
そう聞かれて、男の子の多くは「プロ野球選手」と書いていた。
その時、彼らはどんなことをイメージしていんだろう？
当時校庭で手打ち野球をしたり、地域の少年野球チームに入ったり、
放課後は、公園のグランドで友だちと野球をしたりしていた多くの男の子たち。ほぼほぼみんなプロ野球チームの帽子を被っていた。きっと、夜はテレビでプロ野球観戦をしていたのだろう。

自分もテレビの中でプレーしている選手になりたい。
大人になったら、あんな風になりたい。
野球をして暮らしたい、生きたい、そんなことを思い描いていたのだろうか。

中学に入り、野球部に入り、レギュラーになる。大会に出る。
そして、野球部が有名な高校へ進学する。高校では甲子園を目指す。
おそらく、当時はそんな流れだったんだと思う。

そして、プロ野球チームから声がかかり、入団する。

プロ野球の選手になる夢は、叶った。

叶うとどうなるんだろう。

いや、なんでこんなことを考えているのかと言えば・・・。

わたしはどうしたいのか、って
なんでいつまでも、あれやこれやともがいているのかな、って

こうじゃないか、あぁじゃないかと本を読んだり、人と話したり、あっちへ行ったり、こっちへ行ったりしても、ズバッとドストライク！ご名答！
「あーーーースッキリ」に、ならない。

こっち、あっち、そっち、道に迷い、行き止まり、転ぶ、疲れる、止まる。
コンパスはぐるぐる回り、方向もわからない。
いや、どこを目指しているのか、そのゴールさえわからない。

「おまえはまだわからないのかい」

さぁ、どうなんだろう