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海から学んでいたこと

我が家は春から晩夏までは、暇さえあれば海に行きます。
自然の中で遊ぶのが好きな隊長とその家族ゆえ、あたたかくなると自然と海に心が向くのです。 
私は海を見るのはすごく好きで、いつもいく丹後の海は素晴らしく綺麗で、心癒されます。ただ、入るのは未だに苦手です。 泳げるし、暑い夏はチラッと入るけど、隊長と一緒になるまでにはまともに海で遊んだことも数回あるかないか?くらいだったし、未知なる海への怖さがどこかにあります。
が、そんな母とは違い、子ども達は海でよく遊ぶし、泳ぐし、潜るし…
ほんとによく行くようになったのは長男が小3くらいからかな。
丹後に拠点ができ、米作りをしていたのとセットで、春から夏にかけて暇さえあれば、稲作作業の後は、丹後の海に行くようになりました。
そんなご縁の地にある海の学校にこの春進学した長男は、ヨット部に入り4ヶ月。
どんどん、逞しくなっています。

先日長男と一緒に海に行った時、カヤックで1人で離れてしまっても動じず、しばらくして、隊長のカヤック近くには戻ってきたりする姿をみて、大きな海で1人になる怖さに立ち向かえるようになってきたんだなと感じました。
ヨットに乗るようになり、海や風、潮の流れなと、自然の状況を把握しながら、自分で判断することの連続。それを日々やっていることが大きいと思いますが、それをやれる土台として、今までの時間があったんだなぁと思います。
3歳くらいまでは、川や海に足をつけるのに何時間かかるん?というくらい、慎重でそのまま入らず帰ったこともありました。
海や川へ行くことも多いからスイミングに通っても、タイムや人と競うことは好きじゃなくて、「僕は海とかで泳げたらいいねん。早くなりたいとかはない」と言っていたなぁ。
丹後に通うようになって、回数を重ねるごとに、海に入っている時間が増え、海に怖さがある母としては、大丈夫かな?大丈夫かな?と不安になりながら、海から上がってくるのを待っていた頃もあります。が、ここ数年は、私が心配しても仕方がないくらい、むしろ私が海に入ると、ここは危ないとか、風やその時の海の状態で判断して気をつけるところを反対に教えてもらうようになりました。
同じ海に毎年たくさん通えたことで、彼は海から体得していたことがたくさんあったのだと今更ながら、感じます。
それは、下の子達も同じく。
女の子だけど、逞しく、海や自然の中にいる時は、日常から解放され、とてもしなやかに楽しんで遊んでいるように見えます。
もう少し小さな頃は、危なくないように注意することばかりに気がいくし、そんなことあまり考えていたこともないけど。
最近は、浜からただ見守りながら、海にいる子ども達をみて、そんなふうに思います。

改めて、知らぬ間にたくさんのことを学ばせてもらっていた丹後の海に感謝です。(池永)

#このちから
#海から学んだこと

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