見出し画像

経営チームこそ「関係性」に時間を割いたほうが良い話

conocでは、月に1日、経営チームの関係性や心にひっかかりのあったことに焦点を当てるためだけにする、チームコーチングタイムを持っています。

今月は、主な経営の意思決定をする代表と私が、テキストではまとまりきらず、ラリーになってしまったやりとりを主題に。

前半は、二人の雰囲気がいつもよりよそよそしいことを自覚しつつ、お互いの率直な意見を交わしました。
その後、大きく衝突のないまま「今後はこのようなルールや役割でやろう」と実質的な落としどころを決め「良い感じのまとめ」で終わろうとしたのですが、そこで、弊社のメンバー兼チームコーチが「今回の件は良い感じに見えるが、二人の同じパターンがないか?このままだと同じことが起こると思う」と一言。

この一言をきっかけに、
「なぜその発言や反応をしたか」
「その反応の奥にある過去の経験からの痛み、痛みからの本質的な欲求や本音の感情」
まで伝え合うことになり、結果、最近起きた数件の出来事の根本にあるものに触れることができました。

お互いの痛みやチームのパターンを知っていると、反応的にリアクションをする場面が減り、より伝わる方法を選んだり、対立があっても何が原因なのか理解しやすくなります。

特に大きな意思決定をする2人のパターンが早めにあらわになったことで、その後行う数々の意思決定で、同じようなことが起きた時に、すぐ気が付けるようになりました。

タスクや忙しさがあればあるほど、特に、経営やマネジメント等やることが膨大にある立場の人ほど、明確な議題のない「対話」や目に見えない「関係性」「感情」「感覚(直感、違和感等)」といった分野の取り扱いが後回しになりがちですが、本当はこのような内面のパターンが、全て課題や意思決定の障害となって現れます。

重要な意思決定をする経営・マネージャー層だからこそ、関係性を専門的に扱えるコーチから無自覚な「内面」や「パターン」をフィードバックしてもらい、自覚的になることで肯定的に扱うことができるのだ、ということを、改めて体感しました。

実際のセッションでは、もっと大きなテーマを時間をかけて扱うこともありますが、私たち自身も様々な課題に立ち向かう一つの組織として、常日頃からサービスを活用し、1番実感しているクライアントとしても、引き続き事例を出していこうと思います。

(書いた人:大関香織/conoc共同創業者&組織と関係性のシステムコーチ)

■conocでは、経営チームやマネジメントチーム、また経営+マネジメントチームを「会社を良くするための一つのチーム」にするためのチーム向けコーチングサービスを行なっています。気になった方は以下まで是非気軽にお問い合わせください■

★twitter
https://twitter.com/nature_elly

https://twitter.com/caorin114

会社と事業の概要はこちら
https://note.com/conoc_inc/n/nf63dedc4fe64

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?