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クリスマスとは?

「聖菓切るキリストのこと何も知らず」山口波津女
 我が家のシュトレンのラストピースです。句の解説には『ほとんどの日本人は、この句のようにふるまっている。宗教をムード的にとらえ、聖なる日を娯楽化してしまう国民的規模のセンスとはいかなるものなのであろうか。したたかなのか、単にお調子者なのか。かくいう私ももとより例外ではないけれど、とにかく不思議という以外にはない。小学校の低学年だった昭和二十年代前半には、私も友達もキリストやサンタクロースという名前すら知らなかった。まだあちこちの家には、煙突があった時代である。(清水哲男)』(解説より)。作者の「山口はつじょ」氏は山口誓子の奥様で明治39年(1906)年10月25日生、昭和60年(1985)年6月17日没とのこと。この句がいつの作かはわかりませんが、各家庭から煙突が消えた頃からサンタさんが訪問し出すとは、サンタさんもご苦労な話です。

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句にあるように、特に最近日本人は深く考えず、はしゃぐように思えます。来年に向けていろんな場面で「おもてなし」を耳にしますが、相手の文化を理解することも必要な「おもてなし」だと思います。さて、クリスマスは何の日でしょう?

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Wikipediaには『クリスマス(英: Christmas)は「キリストのミサ」という意味で、一部の教派が行うイエス・キリストの降誕祭。あくまで誕生を祝う日であって、イエス・キリストの誕生日ではない』(Wikipediaより)とあります。そうなんです、イエス様の誕生日ではなく、イエス様の誕生を祝う日なのです。

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これには大まかには二つの理由があるようで、ひとつは「イエス様の誕生日は不明」、もうひとつは初期のキリスト教会による「入会キャンペーン」・・過去ブログに書いておりました「ところで「クリスマスって何の日?」と十人に聞いたらおそらく十人が「イエス様の誕生日」と答えるでしょう。百人に聞いたら1人くらいは「イエス様の誕生日ではないよ」と答える人がいるかもしれません。イエス様の誕生日は不明ですが、西暦354年にローマ主教リーベリウスが「誕生を記念する日」として12月25日に制定したそうです。詳しいことはネットで探すと色々と出てきます、そちらを参考に。」(BBTime 023 為にが駄目に)。詳しくはここを是非お読みください、目から鱗(この言葉も聖書から)ですよ!

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昨日(12/24)の朝日新聞天声人語に『日本文化のありようを「雑種文化」だとしたのは、評論家加藤周一の慧眼である。ここ数年もハロウィーンの広がりなど、雑食ぶりは健在だ。節操なき嫌いはあれど、目も耳も舌も、楽しく味わえるのが増えるこのは悪いことではない。』とありますが・・ね。

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最後に「メリークリスマス」を他の言語で。
仏語:ジュワイユ ノエル Joyeux Noel !
伊語:ブオン ナターレ Buon Natale !
西語:フェリス ナビダ Feliz Navidad !
オリジナルは「BBTime 412 EVE」です、こちらもどうぞ。

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