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マイナンバー導入が進んだ病院の未来を見てみよう(台湾編)

台湾では写真付きの身分証と健康保険証にマイナンバーが書かれています。

台湾で生活する中で個人情報を入力するときには、基本的にマイナンバーの記入が求められます。

病院での問診票、病院でのオンラインでの診察申し込み、民間保険の申し込みなどなど。

会社での健康保険や労働保険の加入手続きの際にもマイナンバーを使って紐づけていて、オンラインで簡単に手続き可能です。

台湾で大きな病院にかかる場合、どんな流れになるのかシュミレーションしてみましょう

初めてかかる場合、
問診票を事前にオンライン記入または病院の受付で手書きで提出します。
番号札を取って呼ばれたら窓口に渡します。 

血圧計や体重計の横には保険証を差し込めるようになっていて、病院のデータベースに血圧や体重の記録が記録されます。

診察室の前にもカードを差し込む機械がおいてあり、差し込むと診察に来たということで登録されます。再診の場合は、一階の受付には行かずに直接診察室にまで行くことになります。

呼出番号が割り振られるので、番号が呼ばれたら診察室に入ります。

保険証を出すように言われ、渡すと医師がカードリーダーに差して、電子カルテを確認します。

診察が終わったら看護師さんが支払用のバーコードが書いてある紙を渡してくれます。

一階に自動支払い機があるので、そこでバーコードを読み取らせて診察代を支払います。電子決済が可能な機械もあります。


初めて大きな病院に行ったときは流れが合理化されていて、手続き上の待ち時間がほとんどなかったことに驚きました。
他にもいくつか大きな病院の診察を受けましたが、流れはどこも似たような感じです。

個人的には早く日本もマイナンバーカードを整備すればよいのにと思っています。病院のシステムを合理化できれば、スムーズに受診できて患者としてもメリットがあります。

システムで合理化することで増え続ける医療費を少しでも減らすため、まずはマイナンバーの整備という基礎が必要です。

まあ、日本の会社が使いやすいシステムを作れるのか不安なのは分かりますけどね…。
あと日本の脆弱なセキュリティ体制にサイバー攻撃を受けたらひとたまりもなさそうなのも分かるけどね…。

そういうときにシステム化の進んでいる台湾の政府や企業と協同してできたらいいのに。

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