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20年ぶりに歯医者さんに行ってきた話

虫歯ゼロの歯

これまでの人生で一度も虫歯になったことがなく、そのせいで幼児期の定期健診以降、歯医者さんに行く機会がかれこれ20年程ありませんでした。


それが何故今回歯医者さんに行くことになったのかというと、先日見た情報番組で、

「虫歯になったことがない人は歯医者さんに行かないせいで、歯周病リスクが高くなる」

と知り、不安になったからです。


また、先日歯磨きをしている際に、下の前歯の裏側に黒くなっている部分があることに気付いてしまったことや、

親知らずがメキメキ顔を出してきて抜くべきか否か一度プロに相談したいと思い、人生で初めて、自分の意思で歯医者さんに行く決心をしました。


歯医者さん選び

初めての歯医者さんですから、とにかく行ける範囲に存在する歯科医院をググり倒しました。

口コミ、料金、行きやすさを比較し、歯科医院予約サイトとGoogleマップで口コミ評価の高く、且つクリーニング治療が保険適用されて良心的な値段のところを見つけました。

(私がググった範囲での話になりますが、歯のクリーニングの場合、保険適用される医院とされない医院があるようです。保険適用されないところだと料金が高くなってしまうため、私は適用されるところを選びました)


20年ぶりの歯医者さん

前日の夜、歯医者さんでは何を言われるか、どんな治療になるのかと不安で嘆きながらも、当日は逃げ出すことなくきちんと予約時間に到着しました。我ながら偉いと思います。


私がそれまでイメージしていた歯医者さんは、閉鎖空間で不快な機械音が鳴り響き、マスクをした強面のおっちゃんが鋭利な小型ドリルみたいなマシンを持って近づいてくる・・・という印象だったのですが、

実際行ってみると、入り口からホテルのような清潔感が漂い、フレンドリーなお姉さんたちと陽気なおっちゃん(医院長)がにこやかな笑顔で迎えてくれる、素敵な空間でした。

美容院かそれ以上に入りやすく、過ごしやすい場所でびっくりしました。


診察の始め、歯科助手さんと思しき方に、

「歯医者さんに行くのが20年ぶりなので、何がどうなってるのか全部診てもらいたいんです・・・」

とおずおずと伝えると、

「ええ!?20年ぶり??よく来たねえ!」

とびっくりされ、その声を聞いた医院長のおじさんも後ろから出てきて一緒にびっくりしており、ちょっと、というかだいぶ照れました。


「じゃあ今回は定期健診ってことで、歯周病や虫歯がないかチェックしますね~」と言われ、言われるがままにお任せすることにしました。

(というか知識なさすぎてお任せする以外に選択肢なかった)


診察

診察が始まると、まず最初に歯のレントゲン写真を撮ってもらいました。

謎の機械のある狭い部屋に入り、謎の機械の金属部分を前歯で噛み、謎の機械が自分の頭の周りをクルクル回っていく・・・という謎の現象を体験しました。

外から今の自分を見たらすごくシュールな光景なんだろうな~と思いながらも、写真を撮ってくれなんて頼むわけにもいかず、大人しく突っ立ってました。


それが終わると診察台に案内され、座った椅子を美容院以上に後ろに倒されました。(水平よりさらに背中を反るレベルだった)

そして、歯科助手さんに針みたいなので歯茎をひたすらツンツンされました。(歯肉炎の検査らしい)


つつかれる度にピリピリした感覚はありましたが、耐えられない程痛いこともなく、どちらかというとずっと口を開けっ放しの状態に耐えられるかの方が不安だったので、途中で無意識に口を閉じてしまわないよう気を張ってました(笑)

診察は確かこのレントゲンと歯茎ツンツンぐらいだったと思います。


診断結果

まず虫歯や歯周病はないこと、20年ぶりに歯医者に来た割には歯が綺麗だと褒められました。(やったね)

しかし、ほとんどの歯茎が歯肉炎になってしまっていること、下前歯の裏側には歯石ができてしまっていると言われました。


歯肉炎は歯茎の中に溜まった汚れによって引き起こされるらしく、個人の歯磨きでは取り除けない部分であるため、これだけ歯医者に来てなかったのだからなるのは当然だって言われました(笑)

歯石に関しては、歯磨きの甘さが原因だから気を付けてね~と言われました。(思い当たる節ありぐうの音も出ず)


また、気になっていた親知らずですが、1箇所だけ生え方が良くないのがあるから抜かなければならないものの、それ以外の3箇所は放置でも問題ないとのこと。

他の歯が炎症などを起こしていない今のうちに抜いていた方が良いとのことだったので、次回の来院時に抜いてもらうことになりました。


治療内容

まずは歯茎の中にある汚れを超音波で取り除いてもらう治療をしてもらいました。

謎の音が鳴るペン型の機械を歯茎から一定位置離した状態でかざされながら、別の機械でひたすら唾液を吸い取られていたので、とにかく口の中の乾燥が半端なかったです。


次に、歯石の除去をしてもらいました。

歯医者さんのイメージである、あの「キュイーーン」って言いながらゴリゴリ削り取るペンみたいなサイズの小型マシン(?)が出てきました。


舌を削られて血まみれにならないかな~とか、歯茎にあたって血の海にならないかな~とか不安だったのですが、

担当の方の技術力が半端なく、痛みも全くない状態で歯石を綺麗に取り除いてもらえました。


下前歯の裏側にある黒くなった歯石に関しては、削り取るのにかなり手こずって時間がかかっている印象でしたが、

削り取りタイムが終わると黒かったところがすっきり白くなっており、歯を閉じても息がスースー通る感じがわかってとても感動しました。歯医者さんすげえ!

その後は丁寧に歯間ブラシで全部の歯の間を掃除してもらい、治療が終わりました。


今回感じたこと

歯医者さんにも言われましたし、自分でも思ったのですが、色んなものが悪化する前に勇気を出して歯医者さんに行って良かったな~と思いました。


私は運よく虫歯も歯周病もありませんでしたが、痛みを伴わなわずにそれらが発症する場合もあるらしく、

歯周病に関しては痛みを感じた時にはもう既に進行してしまっている状態とのことで、発症・進行する前に検査してもらえて良かったなと思います。


また、歯茎の中にある汚れは自分では掃除できないため、定期的に(3か月に1回程度)歯医者さんに通う必要があること、毎日1回は歯間ブラシで掃除する必要があるということを学びました。


病気がなくても歯医者さんには定期健診に行った方が良いという情報を以前ネットで見たことがあるのですが、

定期検診に行くことで、自力では取れない歯茎の汚れを取り除いてもらい、そして虫歯や歯周病などの病気になっていないか診てもらうためだということがわかりました。

今後はちゃんと定期的に歯医者さんに通おうと思います。


まずはその前に親知らず抜くのが先ですけどね!!(抜く位置的に確実に腫れるらしいので怯えてる)


おまけ

今回一番びっくりしたのが、診察台の横にある洗面台に付いてる給水口でした。

うがい用の紙コップを置くと、常に適量(8分目くらい)で蛇口の水が止まるため、かなり興味を惹かれました。


最初は出る水が一定量決まっていて、毎回コップの水を使い切らないといけないのかな~と思っていたのですが、

どうやらコップの水が全部なくなっていようが、半分残っていようが、絶対コップの8分目で止まる仕組みらしく、めっちゃ感動しました。


センサーどこにあるんだろう?って探しましたが、結局わかりませんでした笑

あの機械作った人すごいよな~。(なんの話)


ではでは。

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