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#cs2020ガールズリーダーシップ Day3

さて、コネクトシスターズのオンラインサマーキャンプ、Day3 #cs2020ガールズリーダーシップ  が終わりました。毎日気づきと学びが多く、プログラム後のビックシスターズミーティングは日に日に長くなっていっています。

ガールズリーダーシップを運営する上で、大切にすべきと言われている事が5つあります。コネクトシスターズのプログラムでも、この5つの柱を基本にカリキュラムを組み立てています。「スキルをつける」、「コラボレーション」、「きっかけを増やす」、「メンターシップ」、「期待とチャンス」。コラボレーションはプログラム中に多くのグループワークの時間を設けることで取り組んでいますが、人と働くというのは大人にも難しい。気の合わない人、初めての人、話しのテンポが合わない人、同意してくれない人とグループやペアになるといつもの調子がくるってしまう。そんなシーンも見かけます。かと思えば、小学生なのにチームメイトの意見を褒めて上手に同意をしてまとめていたり、クリティカルな反対意見を出したりしているのも見受けられました。今日、ビックシスターズの間で一番悩んだのは、クラス内でのペア組みグループ分けをどうするか、という事だったかもしれません。まだそこまで親しいと思えない人と深い話をすると言うのは誰だって抵抗がありますよね。かといって、親しい人だけと話していても世界が広がらない。もしかして今は仲良しでも、これから歳を重ねるにつれて仲のいい友達が変わってくるかもしれない、そんな事を思うと、ビックシスターズとして、何をしてあげるのが最適なのか、5日間という限られた時間の中で私たちができるベストな方法を!と、頭を抱えました。

これは企業を見ていても思う事です。信頼関係を作っていくには、互いの心を開き、深い話をしたり、長い時間をかけていく事などすることが大切ですよね。はい、今日からこの人を信頼してくださいと言われても、簡単にスイッチを入れられるものではありません。ビジネスの関係では、相手の年齢、家族構成、恋愛の話しやプライベートな事を聞くのはご法度。何事にもメリットデメリットがあるように、ある一定のルールの上でプロフェッショナルな関係を構築していくのは難しいと捉える人もいれば、その方が上手くいくと考える人もいます。

私達コネクトシスターズのガールズリーダーシップのプログラムでは、参加者に安心して発言をしてもらえる場を提供したい。優等生でいてもからかわれない、一生懸命に頑張っててもバカにされない、大きな夢を語ると変なやつだと思われるのではなく、イイねいいねと喜んでくれる。「女の子」という型にハマらなくても気にされない、容姿についてコメントされることがない。本気で中身で勝負ができる、失敗しても、わからなくても、できなくても、励まして応援してくれる仲間。そんな場所を提供したい。でも、押し付けるだけだとそれは実現できない。素敵なガールズだらけだからこそ、本気で悩んで本気で応援したいと思うのです。

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小学生の低学年だと、まだシンプルな言葉のろれつが回らなかったり、同じ言葉を繰り返したり、文を完結して発表できなかったりという事がありますが、きっとコネクトシスターズのガールズリーダーシッププログラムを実際に見ると、彼女たちのアイデアや目の付け所、思いやりの深さや気づかいにビックリすると思います。

低学年のクラスで、魔法の水のビジネスプランを発表していたチームに、プラスチックは環境に良くないが、プラスチックで販売するのですか?と質問をしているシーンを見かけたり、自分が悲しいという気持ちは人には言わない。なぜなら相手まで悲しい気持ちにしたくないから。など、小学校1年生から3年生の女子が発言してくれるのです。

ビックシスターズへの事前説明会にて、小学生だからと言ってバカにしない、見くびらない、と言った趣旨のルールを話しましたが、まさにこれ。大人の私たちにも難しいようなトピックも、彼女たちの耳にはすんなりと入っていくようで、しっかりと答えてくれています。

Day3、午前中の低学年のクラスは、一言でいうと、大盛り上がりでした。クラスが始まってすぐは、朝も早いからか、また少しおとなしい雰囲気でしたが、少し時間がたってくると、慣れてきて、だいぶ仲良くなってきていてるクラスメイトと話したくて仕方がないといった様子です。休憩中もクラスメイトと話したいガールズたちは、スクリーンの前を離れないので、一度、強制的にビデオを消してミュートで休憩時間を過ごしてくださいと指示をしたほどでした。授業では、これは小学1年生には難しいかな?と言った内容も、まだ字も書けない読めないガールズでもしっかりとコンセプトを理解し、彼女たちなりに絵を使ったりと工夫して発表をしてくれます。

高学年のクラスは、午前中からグループプレゼンテーションの準備をとっても頑張っていたようです。小学生とは思えないレベルのプレゼン力、素晴らしかったです。また、発表だけではなく、他の人の発表に対してコメントや質問をするという事の重要性も授業で学び練習していきました。高学年のクラスは言葉にして人に何かを伝えることに躊躇する傾向が低学年に比べて多くみられます。これは、大人になるともっとですよね。授業の中では、自分の直感の存在に気が付く、人に何かを伝えるという事がなぜ難しいのか、どう決断をしていくべきか、などを考えていきます。大人でも、というよりも、大人になればなるほど難しい自分の頭の中のことばと向き合う、気持ちと向き合うという時間をガールズたちと過ごすと、彼女たちの素直さと、素直になれないもどかしさを自分と重ね合わせてみてしまい、ビックシスターズというタイトルではなく、本当にビックシスターになったような気分で、自分事のように応援したくなる気持ちが高まります。

ビックシスターズは、プログラム中、毎日メモを細かくとっており、Day3にして10ページを超えるメモができています。彼女たちがどんな女性になっていくのか、ぜひ陰ながら応援していきたいと切に願います。

さて、明日からはプログラム後半戦!気持ちを引き締めなおして、頑張っていきたいと思います! 

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