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ふくしのオトナ文化祭

3月16日(土)、NPO法人コネクト・ワン主催で、キリンビバレッジ周南総合スポーツセンターにおいて「ふくしのオトナ文化祭」を開催しました。

このイベントは、セカンドキャリアで福祉・介護の世界を目指す方や、他分野から福祉分野に転職した方(特に転職して間が無い方)を対象に、「介護や福祉の仕事をやってみたい!」という思いを後押ししたり、仕事にちょっと疲れた方を元気にすることを目的として企画しました。

いろいろな体験や相談ができるブースを設けました!

ブースはこんな感じです。思った以上に賑わっていて、嬉しかったです。

多くの企業、団体、個人にご協力いただきました!

14時過ぎからは、カルチャールームでゲストトーク&クロストークを行いました。
ゲストは、他分野から福祉業界に転職し、長きにわたり活躍を続けていらっしゃる三人の方(先輩と呼びます)と、最近転職し介護の仕事を始めたお二人(新人さんと呼びます)です。

皆さんから、元の職種から福祉の仕事をするに至った経緯や今の仕事内容、その大変さと魅力を語っていただき、その後、司会や参加者との質疑応答や、ゲスト同士のクロストークを行いました。

左から、原田慈子さん、重富善則さん、末田真由美さん

先輩の三人の方からは味わい深い言葉を多くいただきました。競争が多い他分野に比べ、福祉は共存や共生、協働の世界だと。多くの出会いにより、助け助けられともに成長できるとも。福祉の現場で長く活躍するヒントがたくさんありました。

新人のお二人からは、フレッシュさを感じました。入職当初に感じる葛藤やこの業界の独特の優しさなど。これから介護の仕事に就こうとされている方にとって、イメージをつかむのにとても役立つお話しだったように思います。

左上:吉本さん、左下:宇野さん

皆さんのお話の共通点は、「人が好き」ということ。「人を大切にする」ということ。
「人が好き」というのは、人に関心を持つということなので、福祉専門職として必要な気づく力や観察力、洞察力につながります。コミュニケーション能力、特に傾聴する力にもつながっていきます。
「人を大切にする」というのは、命を大切にする、尊厳を守るという福祉の根本につながります。
短い時間でしたが、福祉専門職の価値を再認識する時間になりました。
お話しを聴かれた参加者さんからは、「元気をもらった」「福祉の仕事の尊さを再認識した」「良い刺激になった」との言葉をいただきました。

ブースも最後まで大盛り上がりでした。私も血管年齢測定(日本生命)、介護スーツ(日建学院)、マイクロバブル・訪問入浴の浴槽(アサヒサンクリーン)などを体験させていただきました。フルケアさんが展示していた介護ベッドや電動車いすは、子どもたちを虜にしていました(笑)。ベジチェック(明治安田生命)は恐くてできませんでした(笑)。
49歳の私の血管年齢が53歳だったのは・・・ショックでした。

体験すると理解が深まります!

しゅうなんまちなか保健室のブースでは、多様な世代・職種・状況の方たちが席を一にして、「もしバナゲーム(人生の終末期をどう過ごすかを考えるカードゲーム)」に楽しくかつ真剣に取り組んでいらっしゃいました。
癒しのコーナーは、途絶えること無く人が来られていて、多くの方に癒しをプレゼントされていました。

会場の外ではキッチンカーが美味しいものを販売してくださいました。
食があるとイベントが盛り上がりますよね!

ハコブキッチンさん(左下)、五味鳥さん(右下)、西之屋さん(上中央)

西之屋さんの角煮まんは、昼ご飯としていただきました。濃厚な角煮と味噌だれがとてもマッチしていて満足度100%でした。
五味鳥さんの焼き鳥は、テイクアウトして一人打ち上げでビールと一緒にいただきました。美味しすぎて飲み過ぎてしまいました・・・。
ハコブキッチンさんのクレープは、スポーツ大会に来ていた生徒さんや女性陣、家族連れに大人気でした。私も食べたかったなぁ・・・。

イベントの最後は、お楽しみ抽選会。

スポンサーのFさんが準備してくださった鹿野の名産が景品です!

鹿野のお米や鹿野ファームのハム・ベーコン・ウインナー、レトルトカレーを景品として準備しました。
当たった方がとても喜んでくださったので、こちらも嬉しかったです。鹿野のPRもできて良かった。

片付けが終わった後、記念撮影!

良い笑顔です!

福祉は、まだまだマニアックな世界。
今回のイベントのように、福祉の仕事やその専門職の価値をもっと発信していかなければならないと考えています。大変さも含めて。
福祉以外も本当に尊い仕事ばかりだと思っています。なので、他と比べて福祉の仕事が素晴らしいというつもりはありません。ただ、誤解されていることや知られていないことについては、きちんと理解していただけるように発信していきたいなぁと。

来年も同じ時期に「ふくしのオトナ文化祭」を開催したいと考えています。イベントへの協力、参加、寄付、発信のお手伝い等など、どのような形でも良いので、一緒に盛り上げていただければ幸いです。

最後にこの度ご協力くださった皆さまに心より感謝申し上げます。

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