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カーボン・クレジットって難しいですねぇ

国内において温室効果ガス排出削減・吸収量をオフセット・クレジットとして認証する制度は、2008年の国内クレジット制度とJ-VER制度が最初です。

ただ、この2つは京都議定書に基づくスキームであったため、第2約束期間に日本が参加しなかったことから制度の見直しが行われ、2013年から両者が統合された「J-クレジット制度」となりました。

他方、海外では複数存在し、以下のようなものがあります。

カーボン・クレジット・レポート(案) より

「プロジェクトが存在しなかった場合の排出量(ベースライン排出量)」から「実際の排出量(プロジェクト排出量)」を引いた差分をクレジットとして認証したものを「カーボン・クレジット」とすることが一般的です。

クレジット購入者は公的制度への活用や組織・製品のオフセットなどに利用でき、クレジット創出者は販売収益を得ることができるため、排出削減に対するインセンティブメカニズムのひとつと考えることができます。

さて、このクレジット、海外まで含めると多種多様であるところ、その使い方も多種多様であるのが悩みの種。どの制度にどのクレジットが使えるのか。同じクレジットなのに、使える使えないがある。

そもそも、相対取引なのが元凶だと思います。

  • どんな商品があるのか分からない

  • どこで売っているのか分からない

  • いくらで買えるのか分からない

  • 使い方も分からない

こんな商品、売れますか?

ということで、このあたりを、ボチボチ分かりやすく解説していきたいと思います。極力短く、1回1テーマで。乞うご期待です。なお、疑問質問も大歓迎です。是非下記フォームからドシドシお寄せ下さい。


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