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環境価値の活用について
IHIと富士通は12日、CO2排出削減量などの環境価値を流通させるプラットフォームの構築で協業したと発表しました。IHIの見える化技術と、富士通のブロックチェーン技術を活用、削減量をトークン化したものを取引するとのこと。他企業や関係省庁、関連団体とも連携して利便性の高い流通用プラットフォームを目指すとしています。
しかし流通させる環境価値は「CO2削減量」であることに、注意。昨日のnoteで説明したように、SBT認定及びRE100には使えないからです。
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SBTの長期目標においてネットゼロを達成するためには、どうしても削減できない量が残るとして、「中和クレジット」は利用できるとしています。
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除去あるいは吸収クレジットなどとしています。おそらく、大気からの直接回収や、植物等からの吸収分が認められるかと思いますが、詳細は決まっていないようです。
それを見込んで、J-クレジットにおいて、森林吸収・炭素除去系のクレジットを増やそうと動いています。
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もちろん、カーボン・クレジットを購入することは、環境に配慮した活動をしたり商品を作ったりしている事業者を応援することになります。そのような姿勢をPRすることにより、お客様の信頼を得ることにもつながりますし、地域活性化にも多分に寄与します。
ですので、長くクレジット創成と活用に携わってきた側としては、このような制限に十分留意した上で、広く活用してもらいたいと思っています。
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