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サウジアラビアを視察してきました(その参)

初日の夕刻には、リヤド随一の観光スポット、アイコンである、キングダムセンターのキングダムタワーを訪問。30階から50階はフォーシーズンズホテルですが、もちろん、今晩の宿はここではありません(笑)。

2010年は両方上ったのですが、今回はキングダムタワーのみ。
また、2010年にキングダムタワーを訪れたのは日没後だったため、使用できる写真は無し。

ということで、今回はキングダムタワーから、前回はフェイサリアタワーからの写真で街の様子を比較してみたいと思います。申し訳ありませんが、頭の中で変換してもらえればと思います。

左:キングダムタワー(2024年) 右:フェイサリアタワー(2010年)

こちらは、それぞれ向かい合った写真になります。
両タワーの間の街区を見下ろしている感じですね。

2010年では、フェイサリアタワー側に空き地が多かったところ、今年はほぼビルで埋まっている感じですね。(2010年の写真の左側にある三角屋根のビルが2024年にも存在するので、目印にするとよいかも)

上:キングダムタワーより(2024年) 下:フェイサリアタワーより(2010年)

こちらは、共に西側を見ています。
キングダムタワーが北、フェイサリアタワーが南に位置するので、キングダムタワーから見ると右側、フェイサリアタワーから見ると左側です。

同じように、三角屋根のビルと通りを挟んだ向かい側にある、側面が湾曲したビルが目印になるかと思います。こちら側は、いずれも低層の建物で埋め尽くされており、月日の経過はあまり感じられませんね。

上:キングダムタワーより(2024年) 下:フェイサリアタワーより(2010年)

Eastern Ring RdとKing Fahd Rdに挟まれた街区には、ホテルやレストラン、ショッピングモールや文化施設が集中しており、この14年間で急速に開発が進んだことが分かります。

キングダムタワーの77Fには、世界一高所にあるモスクとしてギネスに登録されているモスクがあります。そして、展望台は99F、栓抜きの水平部分です。

キングダムタワー展望台内部

内部はこのような感じ。
ぱっと見、サウジだとは思えない風景だと思いませんか?
2010年は、スターバックスでも、女性は男性とは別の入口から入る必要がありましたが、隔世の感があります。

また、友人がYouTubeで中東の情報を発信しているのですが、何と、その視聴者でファンだというヨルダン人の女の子から声をかけられました。それ自体もビックリなのですが、そもそも、女性が他人に話しかけるなどあり得なかったのです。同じ国だとは到底思えません。

丁度夕暮れ時に遭遇したので、せっせと撮影に精を出していましたが、その時も、「シャッター押してもらえますか」とお願いされること数回。「普通の国になったんだ」と感心すること、しきりでした。

初日からこんな感じでしたが、5日間の滞在中、圧倒され尽くしでした。

日本でも、戦争はもちろん昭和を知らない世代、神戸や東日本の震災を知らない世代が増える中、サウジも、現ムハンマド皇太子(MBS:Mohammed bin Salman Al Saud)前を知らない世代が増えてくるのでしょう。

ということで、次回は、サウジ第2王朝の王宮、マスマク城のお話です。
お楽しみに。

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