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国内外の法規をフォローしよう〜省エネ法と温対法は外せない

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毎年毎年改正される、数々の法規、法令。特に気になるのが、この2つ。些細なものから、収集するデータから変わってしまう大幅なものまで、様々ですね。さらに海外も...となれば手に負えま…
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2023年12月の記事一覧

ISO14068−1を深掘りしてみた(1)

ISO14068−1 Carbon neutralityがリリースされたことは、先日報告しました。 皆さん、待ちに待っていたことでしょう。 一番の注目は「Carbon neutrality」の定義だったのではないでしょうか。 ですので、一部を抜粋しながら説明したいと思います。 ちなみに、ISOは著作物ですので、詳細は購入の上、参照ください。 ISOのウェブサイトでは、一部は参照できるようになっています。 その中の、章立てをご紹介しましょう。 気になるのは、ずばり「3.1

CSRD発効秒読み段階〜浸透図る準備着々

来年24年1月1日、CSRDが発効します。 これについては、昨年22年11月に決定しており、ご案内はしていたところ。 その開示ルールであるESRSについては、欧州委員会の要請を受けたEFRAGがドラフトを作成、速やかに、教育用の動画も公開しました。 この動画は、ショートバージョンとロングバージョンの2種類を用意するなど、EFRAGの並々ならぬ意欲を感じるものでした。 ところが、欧州委員会の審議の結果出てきた最終案は、ドラフトから大幅な修正を受けたものでした。修正点は、次

進みつつある、統合化の波?!

ISO14064-1 Carbon neutrality がリリースされたことはお伝えしました。 まだ「ISO」なので英語版しかありませんが、販売されています。 購入に当たっては、日本規格協会の「Webdesk」からどうぞ。 そのISOですが、リリース発表直後の12/3に、IFRS財団と、サスティナビリティ関連情報開示について協業する旨を発表しています。 昨年COP27では、14068-1の前身とも言えるIWA42をリリースして注目を集めましたが、その他の環境NGOや

ISO14068-1がリリースされましたね

開発が続けられていた、カーボンニュートラルのISOですが、COP28期間中の2023年11月30日にリリースされました。 この規格は、組織や製品(建築物やイベント等の商品やサービス)において、定量化、削減、オフセットを通じてカーボンニュートライティを達成・実証するための原則、要求事項、ガイダンスを提供した規格です。 詳細については、ISOのウェブサイトを参照ください。 規格のサンプルを読むこともできます。 購入に当たっては、日本規格協会の「Webdesk」がお手軽でよい