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病院について

私が入院しているのは大阪市南部のコロナ軽症患者専門病院です。
家から救急車でここに着いた時にはあまりの住宅街のど真ん中にちょっとビックリしました。
住民の皆さんはここが軽症患者のみとはいえ、コロナ専門病院になってるって知ってるのかな?(後からFacebookで近所に住んでる友達が「知ってんで、ニュースなってたもん」と言われました。あらビックリ。)
普段は4人部屋に2人ずつ、ワンフロア12名定員、2フロアで計24人が定員だと思われます。
Wi-Fi完備、テレビ無料。個人冷蔵庫付。毎日シャワーですが、時間を決めて入浴も出来ます。

入って痛感させられたのは、ここが「感染症専用のレッドゾーン」だという事。
全てのものが使い捨て、ここで出たゴミは全てバイオハザードとしてゴミ箱ごと処分。全ての触るものを消毒するので、トイレもシャワーも自分で消毒洗浄します。

凹みかけたのは持ってきた衣類やタオルも持ち込んだものは全てここで焼却処分を、としおりに書いてあった事。少しでも入院のナーバスを上げる為にわざわざお気に入りを選抜して持ってきたのに燃やすの!?とベソをかきましたが、看護師さんに聞くと、最初はそうだったけど、研究が進んで72時間外気に触れずに密閉しておけばウイルスが死滅するのでそれを守ってくれれば持って帰れますよ、と言ってもらって一安心。
一応、術着やタオルも買えるのですが、普段の入院と違いリースではなく、全て買取・一回使えば焼却処分となるのでこれから使うかどうかは未定です。
一応お金も持ってきましたが、売店もなく自販機もなく、テレビカードにも使わないので全く意味がありませんでした。
一応、隔離病棟の外に売店はあるようですが、リストに数を記入して買ってきてもらうスタイルです。精算は退院後、病院から請求書がやってくるそうです。

窓ははめ殺しで住宅地にあるせいか、全てすりガラス。2フロアありますが、自分が居るフロア以外は立入禁止で、ほぼ動けない。患者同士の交流も不可とされていてほぼ喋れない。結構な閉塞感があって息が詰まりそうです。
実際拘束されている訳ではありませんが、ここから出られないというプレッシャーは相当なもので、これ喫煙者の人はめちゃくちゃキツいだろうなぁと感じます。私も閉所恐怖症の気があるのですが、何回かパニック発作になりかけました。
この次にお話ししますが、病状が軽症といっても千差万別なので、十把一絡げには出来ませんが、ホントの軽症の人はこの環境で精神疾患起こしてもおかしくないかも。カウンセラー置いてほしいと切実に思いました。

ちなみに病院によって違うようですが、肉親以外の差し入れは不可、しかも直接持ってくるのはダメで郵送に限る、でした。
何人かの近所に住む友人が食べ物差し入れよか?と申し出てくれたのですが、肉親ですら飲食物はアウト、という厳しい「おきて」でした…

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