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英検1級面接試験の攻略法

はじめに

 

英検の公式サイトによると英検1級は「広く社会生活で求められる英語を十分理解し、また使用することができる程度(大学上級レベル)」としており、「出題目安」は「二次試験では2分間のスピーチと、その内容への質問がなされます。カギは英語の知識のみでなく、相手に伝える発信力と対応力。世界で活躍できる人材の英語力を証明します。」となっています。


1級の面接試験では、2分のスピーチがあります。あまり考えたことがないトピックに日本語ですらうまく言えないのに英語でできるだろうかと不安に思う受験生は多いです。でも、これは精神的なハードルさえ乗り越えられればかなり自信をもってできるようになります。そんな変化を遂げた学生をこれまでたくさん見てきました。

そしてスピーチの後に、インテラクションがあります。これは互いが話し合って納得する結論に向かうディスカッションとは違います。面接委員と受験生が対立する立場に分かれてディベイトするわけでもありません。面接委員の先生はほとんど自分の意見を言わず質問をして生徒の立場がどういうものかを知ろうとしています。ですから、相手を論破する必要もありませんし、面接委員の先生に意見を言っていただくために自分から気の利いた質問をする必要もありません。本来コミュニケーションでは往復するはずですが、面接委員の質問に答えるだけで良いのです。バッティングセンターにいるようなものです。質問という出てくる球を打つだけで良いです。


8分間くらいで受験生の英語の運用力が評価されます。私はこれまで1級の受験生を350人以上みてきました。その経験を活かしてどのように1級の面接を攻略できるか第1章からお伝えします。


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