見出し画像

チャナンってなんなん?

バリ島に入ると、
その色彩の鮮やかさに
目が喜びます^_^

派手なんやけど
押し付けがましくない
カラフルなあれこれ。

アジアンインテリアなんかを
知ってると

チークや
マホガニーやら
バンブーやらの

ナチュラルカラーをイメージしがち。

でもそれだけじゃない
バリ島の色彩はぎょうさんあります^_^

バティック(バリ更紗、でわかる人おるかな)、

民族衣装の
クバヤやサロン、

こういった布モンは本当に
南国らしい色、イロ、いろ。

そして
花やフルーツの色も

本当に鮮やか!

マンゴー、パパイヤ、パイナップル、
スイカ、ドリアン、ドラゴンフルーツ、
バナナ、アップル、etc。。。。

フランジパニという、バリ島の花も
白や黄色や赤みのあるものなど、

同じ花でも色とりどり。

そして。。。。

なんとバリ島は
儀礼や祭礼のお供えものが
本当に色鮮やか!!!!

全部紹介するのはゆっくり今後、
として

今日はそのお供えのひとつ、
「チャナン」について♪


この「チャナン」というお供えもの、
バリ島でしか見られない、
と聞いてます。

(もしバリ島出身者が
ジャワ島に引っ越して生活してたら
そらジャワでも見られるかもしれんやん?

っていうツッコミは。。。。
っていうかツッコむん!?w)

なんでバリ島でしか見られないかというと

このお供えは
バリヒンズー教独特のもの、

だからです^_^

バリヒンズーってね、
インドネシアっていう国家文化の
出来る前から

バリ島の村社会と文化、で
長らく永らくやってきたわけですよ。

そこにヒンズーがくっついた。

ヒンズーのなかでも
「バリ島カスタマイズ」っちゅうわけやね。

そもそもの生活からかけ離れない
発展の仕方をしたので

バリヒンズーは
教えと同じかそれ以上に

「慣習」命。

チャナンってゆうのは
まさにその代表格です。

インドネシア全体ではイスラム9割ですが、
バリ島単体はヒンズー9割。

だから
バリヒンズー独特=バリ島独特
やねんね。

ジャワで見られないってゆうのは
そうゆうわけ。

(もうツッコミいらんよw)

チャナンは写真の通り、
バリの植物の葉っぱで作った器に
バリ島の花々やお米を盛って
刻み葉っぱで仕上げた、

小さな盛り皿お供え。

なんとこのチャナン、

毎日新しいものを作って備える

という、
まさにザ・慣習!

それも、
キッチリ慣習通りやるなら
1日に5回供えるんやって。。。。

それだけで1日が終わりそうや。。。

家庭の主婦にとって
毎日のチャナン作りとお供えは

その女性がその家の
女主人たるための

めーーーっちゃ大事な仕事なんですわ。


そのお家の神棚から始まって
各お部屋、台所、玄関、トイレ、
お店なら店先、店内、サービスルーム、
ホテルやヴィラならプールのそば、

まで至るところに!

運転する人は車内に置いてます。

最近では5回キッチリじゃなく
朝昼夕の3回とか、

市場で材料買っちゃうとか

なんなら市場で
出来上がったチャナン買ったり

働くオカンたちが増えるに合わせて
負担を減らすやり方に転じてるけど

それでも
1年365日毎日毎日って。。。。。

本当に慣習命、の底力を垣間見ます。

見目麗しい花たちですが
花の色にもそれぞれ意味があったり、
司る方角にも意味や決まりがあったり。

ヒンズーの色や方角、
そこにリンクする神様などについては
また記事を改めるとして。

すごいのは、神様全部に対して
お供えしてるてこと。

つまり、
いい神様だけじゃなく
悪い神様にもお供えしてるんです。
(その場合は地面に置くって。

「悪させんといてな」っていう
お祈りらしいです^_^

この辺に、バリヒンズーの自然崇拝と
土着の考え方が垣間見えて興味深いです^_^

チャナンを備えて祈りを捧げる
女性の姿は

いつ見ても美しい姿だなー
って見とれてしまいます。

神様も嬉しいやろな^_^


更云サリ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?