バリ島の新年は3回あるねん。

Om swastyastu!
サリです。

日本では3ヶ日が過ぎ、
今日から仕事始めの人も多かったんでは
ないのでしょーか。

お仕事がある人はシアワセなこと。
平常の年越しができなかった人、
不安なままなんとか年を越した人もまた

多かったんではないのでしょうか。

バリ島は観光で経済が成り立ってる島なので
アルちゃんやイブたちは
どんな新年を迎えてんねん・・・

と、心配です。

WiFiも常用するとなると
一般のバリ人には高価な買い物である人も
多いので

LINEやWhatsAppでメッセージはやりとりできても
webで顔を見ながら、となると
なかなかです。

ゆうてもとにかく、
明るく陽気な南の島の人たちやから、

日本ほどの悲壮感はないんちゃうか、
と思いたい2021年新春です。

さて、バリ島には3回のお正月があります。

1つは日本と同じ、
1年12ヶ月365日(4年に1度閏年)の
太陽暦(グレゴリウス暦)による

1月1日。

もちろん、観光客の多いバリ島では
各国の多くが共通して使用するこの暦の新年を

盛り上がりムードで祝います。

クタあたりのビーチでは
花火が派手に上がるんだとか^ ^

2つ目の新年は
「イムレック」。

これはいわゆる旧正月のことで
中国暦による新年です。

春節と同じ、ゆうたらわかるかな?

実はバリ島も意外に
華僑や中国系インドネシア人が多く、
長く住んでいたりします。

本家・中国の春節と同じく、
新年は大体、1月下旬から2月上旬の間で
毎年変わります。

インドネシアの祝日として
ちゃんとインドネシア政府から毎年の祝日として
発表されます。

中国系の人たち「だけ」の私的な
コミュニティ新年ではなくて

ちゃんと国民の祝日、なんやね。


3つ目が
サカ暦で定められたヒンズーの新年で

「ニュピ」

と呼ばれるスペシャル新年です。

別名、静寂の日。

この日の夜明けから翌日の夜明けまで、


働くこと、
出歩くこと、
殺生をすること、
灯りをつけること、

が全て禁じられます。

バリ島唯一の空港である
デンパサール空港(ン・グラライ空港)までが

全ての離陸も着陸もストップ。

国際空港かつハブ空港で、
空港が完全ストップ、休港なんていうのは

ニュピのデンパサール空港だけです。

国際空港が止まるなんて!
これはびっくりした・・・

それ以外でデンパサール空港で
飛行機の離発着が止まったのは

アグン山が噴火した時かな。。。

ゲストがいようとも
各ヴィラだって異様な静けさ。

バリ通はこの日を選んでわざわざバリで過ごす人も。

夜の暗さといったらもう笑

だから空には満天の星が
いつも以上にくっきりハッキリ輝いて

まるでプラネタリウムのようだと言った友人も
いました。

このサカ暦。
簡単にいうと太陽暦と太陰暦を合わせたもの。

太陽暦はその名の通り。
太陰暦とは月の満ち欠けをベースに計算された
暦です。

バリで運用されている暦は他にも
「ウク暦」というのがあって。

1年が210日という、
グレゴリウス暦になれた我々日本人には
「????」な設定。

ガルンガン・クニンガンの時に
詳しくシェアしますね^ ^

新年が3回もあるバリ島。

多様か、と言われると
バリヒンズー9割の文化・慣習からは
多様とは言い切れない気もしますが

多様性を受け入れる器は
大きい、

というのが近いでしょうか。

それがまたヒンズーの影響だったりします。

「この神様こそ唯一!!!」
ではなく、

日本と同じ

「やおよろずの神様」の存在が当たり前の
神々の島ですから。

新年が3回あるように、
教会もあればイスラム寺院もある。

仏教のお寺もあるし
バリヒンズーの寺院はもう島内中にあります。

そのうち、心ある日本人の志が集まって
バリ島に神社や神宮ができても

おかしくありませんよね。

バリの神々や人々は
歓迎してくれるんやないかな^ ^

神様方、どうかバリ島に
賑わいが戻りますように。

Om shanti shanti shanti om.

更云サリ

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