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悩ましい会社の後輩からの尋ねられごと~共分散構造分析について~

 本日:火曜日 の朝、週休4日開けて(定年後の雇用延長にて、通常火~木の週3日勤務のなのです)会社メールを開いたところ、かわいい後輩から「共分散構造分析」について教えてくださいと。かれこれ10年も離れているのに何を教えられるのか?と。それにしても、周りに聞ける人いないのかよ。

 共分散構造分析って、統計解析手法の一つにして、モノゴトの背景にある要因や構造を可視化できるんだ!!と、21世紀の始めの10年くらいの間脚光を浴びてました。でも、興味があるからやってみたいで手に負えるものではなく、それなりの勉強が必要なものでした。だから勉強しました、その昔。
 その後、ビッグデータ解析の名のもと、手に入るデータを放り込んで、ガシガシ回せばいいんだ(=要因や構造なんてもんは、そうやったら見えてくるんだよ)という方向が主になったのでしょうね。共分散構造分析のような、分析者が変数間の関係を吟味しなければならない 手間がかかる手法は廃れていきました。

 ということから、周りに聞ける人いない = 価値がわかってくれる人いない → すごく好きということでないなら、深堀するのはやめたら というのが、技術・技巧的な部分以外では、実用的な助言になるんだろうか。


 ところで、
 これを私個人対会社という構図でとらえると、違った様相を呈するのです。そもそも、私は定型業務をこなす係であり賃金もそれ相応。経験に基づく助言や指導育成という役割は入っていない。というか、そんなことしてくれなくて(大いに vv)結構と、踏まれたんだがな、、とか。そして、確かに一昔以上前、共分散構造分析の使い手であったけど、そこに関しては一切評価してくれていなかった。しまいには統計解析仕事取り上げられた。それを何を今さら調子こいて、この会社は頼ってくるわけ??とか。
 かわいい後輩は応援したい。でも、会社・仕事ゾーンでのこととなると複雑な心境。

 
 ともあれ、
 どうやら、物事とても「聞きやすい人」と見られているようだ。何かの仕組みがあったとして、同じ利用者であって、提供者でも開発者ないんだから、聞かれても大したこと知っていない(元々は同じくらいの知識しか付与されていないし、そもそも答える係でもないんだが、、)ということまで、聞かれることしばしば。頼られるのは、気分としては悪いものではない。でも答える以上それなりの準備・心構えを要するもの。でも、どこまでいっても実利はないというのが悩ましいところ。
 そんなことが気にならない、もう一つ上の人間にならないといけませんね。まだまだ精進が足りません。

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