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韓国の歌番組についての回想

ご無沙汰しております。今年もまた自粛の夏でした。この時期ですと例年なら海外旅行に出かけておりますが、海外どころか国内、いや友達と外食といった日々の生活も規制規制ばかりで自由に行動も出来ません。もう限界だという声を聞きますが、宣言を守ろうと破ろうと日々外に出て仕事をしている以上は感染者は減らないと感じる今日この頃です。

さて愚痴から始まりましたが、本題へ参ります。

昨年からの自粛生活の中で、最大の娯楽はインターネットです。中でもYOUTUBEは全世界にありとあらゆるジャンルの動画を配信することが出来て、無料で楽しめるコンテンツとして今や世界中でユーザーを広めています。私も中学生の頃から歌や動画を観ていました。前回投稿した韓国歌謡に関しても興味を持ち始めたきっかけはYOUTUBEでした。自粛生活中は専ら日本の動画より韓国歌謡の動画を主に観ています。そんな中、ここ数年再びK-POPブームの再来が巻き起こっています。7/17に放送されたTBSの「音楽の日」でも多くのアーティストが出演。SEVENTEEN、TWICE、TOMORROW X TOGETHER、ENHYPEN…中でも世界的にヒットチャートを飛ばしているのは

BTS

私も詳しいわけではないですが、日本のテレビでもやたら彼らを特集する番組や踊ってみたという動画を拝見しました。母国の韓国では徴兵制に関してBTS法案なる徴兵への年齢制限が付け加えるなど国家の法案を動かすほどの国民的スターなんですね。日本でもライブビューイングでのチケットは即売。国際的なアーティストとして活躍している彼らを今回は特集…するわけではないんです。私より詳しい方は他にもいらっしゃいますし、俄かな知識で語るとファンの方に大変失礼なので今回は例としてBTSを取り上げます。

上の動画は2020年の韓国KBSテレビが年末に放送する「KBS歌謡大祝祭」のBTS出演シーンなのですが、非常に日本の音楽番組より撮影テクニックが緻密なことに驚かされます。日本で放送されるBTSの出演シーンはPVばかりで実際にステージで歌っているシーンはあまり観かけません。しかし韓国の音楽番組でのパフォーマンスを観るとダンスに対してカメラワークが素晴らしいです。

実はこの「KBS歌謡大祝祭」に出演しているBTSの撮影シーンを別のカメラで撮影したメイキング映像があります。それを観ると、日本の音楽番組でも見かけるアームカメラの他に下から撮影出来る無人レールカメラ、それに映画用に開発された高性能のスタビライザー付カメラも入り圧巻のパフォーマンスを収録している。なので映像がまるで映画みたく鮮明かつダイナミックに収められている。日本ではレールカメラはもちろんスタビライザー付カメラでの収録は行っていない気がする…それに会場に火花の演出や、背景のCGも日本の音楽番組以上に凝っている印象を受ける。

この会場は恐らくKBSホールだと思われますが、同ホールで毎週収録されている「歌謡舞台」を例にしても、とにかく韓国の歌番組は凄い!


毎週月曜日22時からKBS第1チャンネルから放送されている「歌謡舞台」詳しく書いた以前の投稿がありますので興味のある方は下記より観てください。

「歌謡舞台」は主にトロット、日本でいう懐メロを取り上げた歌番組。1985年の放送開始から今日まで続く長寿番組です。しかし何といってもこの番組が凄いのは演奏が生バンドであること!今や民放で毎週演奏が生バンドの音楽番組も無くなってしまいました。辛うじてNHKの「うたコン」だけがある状態です。それにこの「歌謡舞台」は出演者も多岐に渡り、ベテランから若い歌手まで多く出演されています。中にはこの人も…

J・Y・Parkこと박진영(パク・チニョン)日本ではniziuのプロデューサーとして有名ですが、歌手としても活躍しており、まさかこの番組に出演するとは!と個人的には思っていました。アイドルのプロデューサーかつ歌手といえば日本でいうつんく♂スタイル?でしょうか。

と書いていて大事なことに気づいた。これらの動画は実際にテレビで放映されたものである。そう韓国の歌番組はYOUTUBEに公式に配信しているのである。日本では番組を動画サイトにアップロードするのは違法なのですが、韓国はこの点は寛容なのだろう。日本ではTVerやParaviといった専用アプリもありますが、こうしてYOUTUBEで観れるのは韓国ならではだろう。

最後に박진영(パク・チニョン)ですが、最近ではデュエットソングとして発表した「When We Disco」がヒットしました。しかし日本では一切放送されていない!話題にもされない!知名度はあるのに何故か歌を取り上げられないのは不思議なのですが、個人的にはniziuダンス位印象的な振り付けなので観てほしい一曲です。

特段ひねりのない韓国の歌謡番組についての回想です。次回は込み入った韓国の歌番組事情を書いていきたいと思います。

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