見出し画像

私がおすすめ!雰囲気がいいVRChatのワールド10選

皆さんこんにちは。
今日はタイトル通り、雰囲気が個人的に好きなワールドを紹介したいと思います。

HARBOR shina-shina (Udon)

きらびやかな夜の港街を、観光バスで巡るワールドです。
満天の星空、AudioLinkで七色に光る街、そして花火。
夜景の美しさもさることながら、やはりこのワールド一番の特色は「バス」という点にあります。
自動で運転されるバスが街をぐるっと一周してくれるので、ものぐさな人でも、会話をしながらでも、色んなアングルからこの美しい街を堪能することができます。
バスの屋上にあるプールで、涼しい夜風を感じながら移ろう夜景を眺める、こんな体験、リアルではきっとできないでしょう?

711 Taiwan

台湾のセブンイレブンが再現されたワールドです。
「再現系」のワールドはVRChatに数多くありますが、これほどまでに異国情緒を感じるものはなかなかないはずです。
いつも利用しているコンビニエンスストア、見覚えがあるはずなのに、陳列されている商品には見覚えが無い。
ちゃんと(?)リアルのパッケージをテクスチャとして使用しているので、本当に台湾へ来たような、そんな雰囲気に浸ることもできます。
外にある屋台で飯テロを食らったり、英語ではあるけれども解説を読んで知識を深めたり、パッケージや漢字からどのような商品かを考えてみたりと、いろいろな方法で楽しむことのできるワールドです。

Moonlight Lounge

レトロ・フューチャーでハイソサエティな空気漂うラウンジワールド。
タグからもわかるようにBioshockにインスパイアをされて作成されたワールドのようで、同ゲームの世界観が好きな方はきっとここを気に入ることでしょう。
注意深く観察すると、随所にアール・デコ様式の装飾が施されており、「愛のこもったワールドである」ということがはっきりと感じられます。
そんな海上のラウンジスペースも実に素晴らしいのですが、やはりいちばんの魅力はエレベーターで訪れることのできるそのものずばりな名前を持った部屋、"Rapture Suite"です。
暗緑色の、海底の水に照らされた談話室は、まさに「ロマン」。
このワールドほど世界観に浸れる場所は、そうそう無いのではないでしょうか。

River spice

薄暗い光に照らされた、川沿いのレストラン。
聞こえてくるのは川のせせらぎと、鳥たちのさえずり。
概要欄には「屋内のレストランです」と書かれているので、きっと塩素の香りがするのでしょう。
他に客の姿は見えませんが、ここにしばらく居ると彼らの姿が目に浮かんできます。
おそらく気温的には、カーディガンを一枚羽織る程度が丁度いい、そんな涼しさ。
この雰囲気を壊さないように、声を少し抑えて会話と食事を楽しんでいる。
モチーフは、某テーマパークのあのレストランでしょうか。

宿直 midnight school

夜の学校のワールドです。
仄暗い学校の廊下に、鈍く光るリノリウムの床を歩くペタペタとした音だけが響き渡る。
このワールドの素晴らしい点はやはり、床、窓、そして床に映り込む蛍光灯の光でしょう。
いつもは見ることのできない「裏側」、バックヤードを覗いているような気分、それを呼び起こさせている圧倒的な「リアル感」は、この光の表現によって生み出されているのです。
一人で訪れると、いつもの「学生で溢れた明るい場所」という認識からは大きく離れた光景に異質感、不安感を覚えはするのですが、何か悪いことをしているような、そんな不思議な高揚感も湧いてきます。
誰かと一緒に訪れたことのある人も、ぜひ一度一人で訪れて、そしてじっくりと探索してみてはいかがでしょうか。

bit countryside

トゥーン調の草木と雲に癒やされる、夏の田舎道。
写真を見ていただけるとわかると思うのですが、シェーダーがとても特徴的で、どこへ行っても絵のような光景が広がっているんです。
またその上、サウンドデザインも素晴らしいの一言。
遠くから聞こえる蝉の声は、このワールドが夏であることを否応なしに納得させ、その暑さが絶え間なく聞こえる優しい風の音によって中和される。
風に揺れる草木を見ていると、見たこともない景色のはずなのにノスタルジーを感じ、しばらくそこに佇んでしまいます。
目を閉じると、風さえ感じられるような、感じられないような、どう見ても「リアル」ではないのに、自然を感じさせる何かが、このワールドにはありました。

Absence

朝日が昇ろうとしている瞬間の、静かな浜辺。
遠くに見える町や灯台、星や飛行機の明かりのちらつきはとても美しく、見ているだけで癒やされます。
また、優しく凪ぐ海はかなりの遠浅なので、朝日の方向に向かって走ってみるのもいいでしょう。
写真には写っていませんが他にも焚き火と、Lyric Videoの開始ボタン(*2)があります。
特に右手側のものは素晴らしい演出なので、ぜひご覧頂きたいです。
少し肌寒く、心地よい夜明け。夕暮れではないけれど、水平線の向こうに視線を置きながら、物思いに耽るのもいいでしょう。
また、このマップ制作にはApathyさんという方が携わっています。
現在氏によるワールドはそのほとんどがPrivateになってしまいましたが、Apathyさんの作品はどれも素晴らしい雰囲気を持ったものばかりです。
気に入ったら、ぜひ他の場所も探してみてくださいね。

ことはのすいてい。

うさぎを追って大穴に落ちると、そこはレコードショップでした。
水面の影に誘われるように店内へ入ると、その独特な世界観に圧倒される。
乱雑さを感じさせる蛍光灯の配置、打ちっぱなしの壁、散乱した小物とは対照的に整理整頓されたレコード達。
「お洒落」、このワールドを一言で表すとするなら、この言葉が適切でしょう。
各レコードの裏には、作曲者、曲名、コメントが記されており、持ったままUseすることで実際に聴くこともできます。
皆さんも、ぜひこのワールドでしばし足を止めて、お気に入りの一枚を探してみてはいかがでしょうか?
ちなみに、私のお気に入りはワールド製作者でもあるアメリカ民謡研究会さんによる「悪夢。」です。

VoN˸ Fragmented Love & Memory

月の光差す、静まり返った雪山。
木々の間から差す月の光は言葉に出来ないほど美しく、誰も来ないであろう雪山になぜか存在する轍を辿って、月の方へと引き寄せられてしまいます。
雪を踏む心地の良い音を聞きながら、所々にある想いを頼りに、先へと進んでいきましょう。
オーロラが出るほどに澄んだ空気、雪まで降っていてどうしようもなく寒いはずなのに、音楽と月は私のことを優しく迎え入れてくれているようで、不思議とそれほど寒さは感じません。
この道の先には、一体何が待っているのでしょう?

余談ですが、特定の状況下で流れるBGMはOMORIというゲームに使用された"My Time"という曲を逆再生したものです。とても素晴らしいゲームなので、是非。
それと、同ゲームをプレイしたことのある方なら、見覚えのあるスプライトを見つけることができるかもしれませんよ。

電子デプレッション

中央に見えるのは意味有りげなモニターの山、ベッド、非常口のサイン。
水槽、標識、点滴スタンド、注射、錠剤、蝋燭に体温計。
それを囲むように配置された、崩壊したビルと風車、透明な直方体。
所々に生い茂る木の、鮮やかな緑。
雲も、太陽もない青空から差し込む、白い光。
このワールドはその殆どが白、緑、青の三色で構成されており、ワールド全体としての一体感がとても強い。
流れている音楽はIchika Nito氏による、哀愁が漂うギターのインストゥルメント。
ふと下を見ると、薄い水が張っており、反射したものが二重に見える。
まるで病室のように、どうしようもないほどに清潔なのに、私はその根底に覆い隠しきれない死の香りを見出してしまう。
このワールドは冷たく、孤独だ。
しかし、それを不快に感じることは微塵もない。
冷却シートや解熱剤のように、火照った体を着実に冷やしてくれる、そんな心地よさ。
ここが、confeitoの一番好きなワールドです。


それでは、さようなら。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?