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コンプレックスのお話

最近の世の中の人を見ていると、苦しそうな人が多いように思う。

仕事、恋愛、人間関係、学歴、年収、身長、体重、エトセトラ、エトセトラ。

いや、苦しい人が多いのではなく、恵まれている人、気にならない人、気にしている人、気にしていないふりをしてコンプレックスに感じている人の、それぞれの格差が大きいのであろう。

就活はインターンからの早期本選考ルート。
商社、不動産、有名なメーカーでなければ人生負け組。
男性の方が収入が高くなければいけない。
男性の身長は175cm以上。
女性は体重40kg代。
胸の大きさはCカップ以上。
異性経験無しが許されるのは20代前半まで。
二重瞼、高くて鼻筋が通った鼻、色白な肌。
TikTokにいそうな美女、美男。
パパ活でお金稼いで効率よく生きること。

私たちは日々、色々な呪いに囲まれている。
呪いにかからない人もいるだろうけれど、かかってしまったら、もうずっとそこから逃げられない。まるで流砂のように、逃げようとすればするほど、飲み込まれていく。

私もかつて、呪われていた側の人間だった。
私のコンプレックスは多い。

TikTok女子から掛け離れた見た目、どれだけ食べても脂肪がつかないガリガリの体、不器用で面倒くさがりな割に高いプライド、完璧主義…
色々なことをこじらせ、人の幸せを心から祝うこともできず、友達も基本できなかった。(よっ友ばかり)

だが、とある出来事をきっかけに、私は少しずつ変わろうと思うようになる。

それはチャラ男との飲み会だった。

こんなド陰キャが、なぜチャラ男と?という感じであるが、たまたま授業で同じ班になり、流れで飲みに行くことになったのだった。

結果的に、その飲み会ではボロクソに言われ、未だに心の傷は癒えきれていないのだが、あの経験がなければ今の私はいないと思う。

それまでは個性や自分らしさを大切にしていたが、「世に言う可愛い子」になるために自分磨きをするようになり、1年近くが経った。

それなり「かわいいね」と言われるようになったし、ナンパもされるようになった。(変人ばかり声をかけてくるが。)

未だに恋愛のコンプレックスは解消されないし、今後はもっと自分を好きになるために自分磨きを続けるつもりだ。コンプレックスを少しでも無くして、自信を持って、胸を張って、生きていきたい。

ただ、コンプレックスの潰し方、というのは、周りから見ると、時に「イカれてる」とみなされることがある。

顔のコンプレックスを無くそうとして整形をすれば、
「え、整形して顔面変わっちゃってるじゃん」
「不自然すぎワロタ」

恋愛経験の少なさにコンプレックスを感じて積極的に異性と話せば、
「男たらしになったよね」
「最近媚びるようになったよね」

ちょっと夜の遊びを覚えたくてヤンチャをすれば、
「えぇ!あんなにいい子だったのに、クラブの男と遊んでるの!?」
「あんな女浮くに決まってんじゃん」

変わろうとすると、必ず周りには批判してくる人がいる。いつだって、その事実は変わらない。

でも、私はコンプレックスを無くすことで肩の荷が降りるならば、少し自信を持てるようになるならば、笑顔になれるならば、どんな方法であったとしても、それはその人にとっての正しい道であろうと思う。(さすがに警察沙汰とか、人に迷惑かかるのは違うと思うが。)

そのコンプレックスを無くすことで、考え方が変わって行動も変わるならば、周りになんと言われようと、それは突き進んでいい道だと思う。(コンプレックスを無くしただけでは現実は変わらないので、考え方と行動が変わるかどうかが大切!)

もし、これを読んでいるあなたが、周りの人が、頑張って変わろうと努力しているならば、胸を張って前を向いて進んでほしい。誰に何を言われようと、変わるために努力することは恥ずかしいことでも悪いことでも無く、誇れることである。

私自身、昨年努力をし始め、ちょうど約1年が経った。
あの頃に比べれば、だいぶ考え方も見た目も周りの態度も変わってきたと思う。
でも、まだ、私の中にはコンプレックスはある。

今年一年は、そのコンプレックスを潰すための努力をしようと思う。
怖がりでビビリな私は、トラウマを持つかもしれない。
嫌な思いをするかもしれない。
きっと、周りから見たら批判する人もいるだろう。親に怒られるかな?笑

でも、私は変わりたい。
変にこじらせてしまうくらいなら、いっそのこと勢いで行動に起こしてしまおう。
周りからなんと言われようと、これは私の人生なのだから。
動かない限り、人は変われないのだ。
動けない時期があってもいい。だけど、動きたいと少しでも思ったら、必ず行動に移そう。


また気が向いたら、私のコンプレックスについては書こうと思います。自分磨きのことも残していきたいな。

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