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はじめてのネットショップ選びー結局BASEとSTORESどっちがいいのー

食品向けのネットショップを始めたい人向けにネットショップの選び方やおオープンするまでを書こうとたら、思いの外、ボリューム満点になってしまったので、無料で作れる代表的なネットショップBASE(ベイス)STORES(ストアーズ)を紹介していきます。
今回の記事は、食品ではなく、全ての業種が対象です。

ただし、どちらも無料とはいえ決済手数料やサービス手数料は別途かかります。

BASE と STORESコスト比較

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以前はStoresのフリープランは登録アイテムが5点までの制限がありましたが、2019年4月より登録アイテムが無制限になりました。

実際に計算をしてみます。
商品代3000円(税込み)+送料500円=3500円 の売上にかかる手数料について比較してみます。

BASE
決済手数料 3500円×3.5%+40円=163円(小数点未満四捨五入)
サービス手数料 3500円×3%=105円
BASEの手数料合計 268円

-振込手数料-
例)売上12000円を振込依頼する場合
12000円-250円(振込手数料)-500円(2万円未満事務手数料)=11250円
振込申請依頼から10営業日に入金
2020年5月末まで翌営業日入金事務手数料無料

BaseUから引用(2020年5月9日閲覧)

入金サイクルが短いというのはありがたいサービスです。

Stores(フリープラン)
決済手数料 3500円×5%=175円

-振込手数料-
例)売上12000円を振込依頼する場合
12000円-250円(振込手数料)=11750円
1万円以上で振込、月末締め翌月払い
どちらもよいサービスですが、コストが抑えられるのはStoresになりますが、売り上げが1万円以上に達しないと入金がされません。

決済が面倒くさくない、BASEにはPAY IDがある。

決済に時間がかかったり、何度も個人情報を入力する手間から、せっかく購入しようと思っていたお客さんが離れてしまう、かご落ちという現象があります。これを防ぐためには、安全かつ面倒でない方法で決済出来ることが売上アップに繋がります。

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BASEには「PAY ID」という共通会員IDがあるため、一度BASEを利用している他のショップで買い物したことがありPAY IDに登録していれば、住所、クレジットカード番号などの個人情報を毎回入力する手間が掛かりません。
リピート購入が多い食品や日用品の販売しているショップには、嬉しい機能です。

ロゴを非表示にする

どちらにもフリープランでは、ロゴが表示されています。BASEでは、PC版ではショッピングカートの隣、スマホ版では最下部に。STORESでは、PC/スマホ共に、フッター(ページの最下部)に常にロゴが表示されています。

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ロゴを非表示にする意味があるのかという相談も受けることがあるのですが、運営するネットショップのブランド力を高めるブランディングのためと言えます。
BASEは月額500円、STORESは、1980円(税別)のスタンダードプランに入ることで非表示にすることが出来ます。
ネットショップのブランド力を高める必要性があるのかどうかが、大きなポイントとなってくるでしょう。

デザインのカスタマイズ

BASEは、有料でテンプレートが用意されており、HTMLやCSSで編集可能です。STORESはHTMLやCSSの編集は出来ないため、自由にデザインをカスタマイズしたい時はBASEが最適です。

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アクセス解析

アクセス解析は、BASEは無料で出来ますが、STORESはスタンダードプランから可能です。アクセス解析は、広告を入れたときに効果があったのか、お客さんはどのサイトから辿ってページに入って、どれくらいの時間滞在していたのかを知ることが出来ます。アクセス解析することによりサイト内を改善する指針になります。

販売出来る商品、出来ない商品一覧

ここで、BASE、STORESで販売出来る商品や機能が異なりますので一覧にまとめたものがこちらです。

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特徴的なものを紹介していきます。

BASEの抽選販売機能とは

人気の商品は、先着順になるネットショップが多いなか、抽選で販売することが出来る面白い機能です。

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希少価値が高く人気の商品を、抽選で販売することができます。抽選後は、当選者にも落選者にも自動でメールで通知してくれます。イベントとしての利用するなど使い方次第で楽しめそうです。

STORESまとめ買い/セット買い機能

対象商品を2点以上お買い上げでとか、複数まとめ買いで〇〇%引きという時に便利です。店頭販売では以下のようなPOPとかよくありますよね。

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STORESでは、まとめ買い設定を登録して、対象の商品をセットすると商品ページがこのように表示されます。

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選んでいただきたい、おすすめの商品のセットや客単価を上げるためにも使えそうですね。

STORESの無形商品(講座、役務、レンタル)

ネットショップの多くは、物を送るという行為をすることを前提としていますが、STORESは無形商品も販売可能です。
今は集まってイベントを開催することが難しいためにオンラインでセミナーや教室をする方も増えています。
オンラインセミナーなどの参加チケットとして利用することができます。

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定期購入機能を使うことで、月謝やファンクラブなどの会費の徴収としても利用できます。

BASEにも定期購入の機能はありますので、毎月1回採れたて野菜を送る、雑誌の定期購読なども可能です。またBASEもSTORESもデジタル商品の販売も可能です。オンライン小説や音楽の販売もできますね。

まとめ

どちらもよいサービスです。コスト面だけではなくここにあげた以外にも、さまざまなサービスもあります。管理画面の使い勝手やどのような機能を使いたいかで一長一短です。どちらも無料で始めることが出来ますので、両方使って、作業しやすい方で選ぶのもいいかもしれません。

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