公園で小さな女の子が遊んでいました。側にはパパとママがいます。空はしずんでいくおひさまの光で赤く染まっています。夕方になったのです。公園にいた子どもたちはパパやママと手をつないで帰っていきます。女の子のママも 「そろそろお家に帰ろう。パパのおいしいごはんたのしみだね」 けれども女の子は動きません。真っ赤な空を見て「きれい…」とつぶやく女の子。するとどこかから声が聞こえました。 「ありがとう…」 女の子がキョロキョロしても周りにはパパとママしかいません。おかしいな…と女の子が考
港と山のある街に動物園がありました。動物園は山の上にあって、ねずみやモルモット、ひよこやにわとりと触れ合うことできます。キリンやぞう、ライオンや色とりどりの鳥もいるのです。 動物と触れ合える広場に行ったある家族。パパとママ、小さな女の子の3人です。女の子は小さなねずみを手に乗せました。とくんとくんと心臓が動いているのがわかります。ねずみの小さい爪が女の子の手のひらをくすぐります。 ママもねずみを手のひらに乗せてみました。するとぽとり。ねずみがうんこをしました。うんこをふきとり
あるところに女の子がいました。女の子はブルちゃんという名前のぬいぐるみを大切にしていました。体が黒と白の犬のぬいぐるみです。どこへ行くにも持っていきました。 パパとママと一緒に動物園へ出かける日。女の子はブルちゃんを抱いて出発しました。 動物園に着くと入り口の近くにたくさんの人が並んでいます。パンダさんの絵が描いてある看板も見えました。女の子は列に並んでパンダさんを見ることにしました。 やっとパンダさんに会えた女の子。ブルちゃんを持ったまま柵に近づきます。のっそりと動くパン
