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週末異世界スローライフ ~白虎の赤ちゃんを育てたら番扱いされて、離してくれません~(あまみやさとみ)|ファンレター

ひょんなことから異世界転移して、小さな白虎の獣人を助ける。ペンダントを媒介に自分の世界と異世界を行き来することができるため、週末は異世界で過ごし白虎のお母さんとして子育てをします。タイトルの通り、その白虎の赤ちゃん(成長が早い)が、ヒロインのことが好きで求婚……というか強引にものにします。

白虎の赤ちゃんの名前はアル。ヒロインの名前はリナ。アルは王族の生き残りでクーデターが起こった際に逃げた森の中で従者に守られていました。従者は怪我を負いなくなってしまい、彼だけが生きていました。そこを助けたのが突然異世界転移してしまったリナ。そこで週末だけ異世界に行きアルのお母さんになってお世話をします。(ちょっと端折りました)

自分のことだけを何よりも愛してくれるという獣人の番設定は大好きなんですが、赤ちゃんの頃から見ているアルが成人したからといって、そして迫られたからといって「愛」なのかなぁ…というのがちょっと私には難しくてわかりませんでした。リナも家族愛かと思ったんじゃないかな?

アルも週末にしか会えないから猶更お母さんへの愛みたいなものが積み重なっていたのだろうし、そもそもリナとの血縁関係ないし、リナ若いしで関心が向いていくものなのかもしれないけれど、私はそこを解決してカミルと結ばれることを願って読んだのでちょっぴり消化不良でした。ジャケットとタイトルとでヒーローは決まっているのはわかっているけれど、すごくカミルが不憫だった。

リナの中途半端なところがカミルを傷つけているし、裏切りだと思うし、とどうしてもカミルが気になってしまう。リナはどんな気持ちでアルのことを好きになったのだろう?

最期までお読みいただきありがとうございました!