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発達障害啓発週間

発達障害啓発週間らしい。社会人12年目の当事者として発信できることを考えてみた。ちなみに10年前に広汎性発達障害と診断されてます。社会生活していくなかでの困りごとを分類してみると、イメージの障害・コミュニケーションの障害・感覚の障害があるように思う。

イメージの障害は、例えば仕事で指示を受けてこれから何をしたら良いか考える時に、ある意味正しい(部分的に正しい)けれど作業指示者が意図した意味合いとは違った内容で考えをまとめてしまうなど。説明の中の言葉単位でそのまま受け取って実行に移すと何か違うという。具体例を挙げるのが難しい。

コミュニケーションの障害は言葉のキャッチボールが困難なのが一番大きい。話す内容をメモして相手の返答を書き込むスペースも用意して会話を始めても、予期せぬ回答が返ってくるとそこで思考停止に陥る。事前に相手がどんな返答をするか予想するのが困難なのも関係している。結果的に聞きっぱなしに。

感覚の障害は人それぞれだと思う。自分は複数の人が話していたり大きめの音量のBGMが流れてる店内とかだと誰が何話してるのか頭に入ってこない。注意を向けたい音があるのだけど、周囲の全ての音が同じレベルで流れ込んでくる感じ。

こうやって文章化してみても、健常者の人に伝えるのは限界ある気がする。結局は自身の体験をベースにして人は情報を解釈するし、解釈してるのは脳みそなので、脳の特性が違うもの同士の相互理解はとても難しい。

通勤途中、街を歩くと新社会人達を目にする。心身ともに健康でいてほしいと思う。特に発達障害ある人が精神疾患を患うと人生ハードモードに磨きがかかってしまう。自分がそうだったので。

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