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子育てがうまくいく…!?

「子育てがうまくいく」という言葉を目にするとモヤモヤする。私自身が、「子育てうまくいっているよね」と言われることも(ありがたいことに)あるのだけれど、それもぽかーん…としてしまう。だってうちの娘4歳ですよ??これから何があるか全くわからない。

自分を振り返ってみると、大学までは世間一般的に「子育てがうまくいっている」と外からは見られていたかもしれない。でも幼稚園小中の頃は、居心地の悪い思いをしていた時もある(全部じゃないけどね)し、先生にしれっと反抗したりもしていた。ちゃんと思春期をやっていたのだな、うん。

そんな中、素直にどんどん友達を増やしていき、彼女も途切れない弟が羨ましかったこともある(笑)先生方が、「こんなしっかりした姉を持つのに弟きたら…」と、私に愚痴をこぼすのが本当に我慢ならなかった。だって、私はその弟の方が、「うまくいっている」ように見えたから。

そして、私が一番両親へ気苦労をかけたのは、大学を卒業してからだと感じている。(物心ない頃の物理的なお世話は別としてね。)大学を卒業して社会に出たら、子育てはひと段落というイメージなのに、そこへきて世話になる私。。。苦笑 まぁ、でも最終的には自分でなんとかするしかなくて、ある意味この時期が親離れ・子離れの時期だったのだとも思う。

「小さいうちは問題を起こしても可愛いもんだからいいよね。大きくなると起こす問題も大きくなるから大変だ。」という父の言葉は私へ向けられたものでは(たぶん)なかったけど、まさにその通りだと思う。

だから、我が家では娘が10歳になるまでの間を投資期間として、「問題が小さいうちに向き合おう!」と決めている。でも、これがうまくいくかは全くわからない。逆にでるのかも知れない。

薬師寺のお坊さんに、「悟りとは、死に際のきわのキワで、炎が消える瞬間にようやくシュッと見えるようなものである」と言ったようなお話をお伺いしたことがある。人間の人生の最後の最後でわかるもの。子育てもたぶんそういうもので、うまくいくとか、いかないとか、無に近いところにあるんじゃないかなー。願わくは子どもには親より長生きしてもらいたいので、私は子育てがうまくいくか、いかないか、わからないままで死にたい…!

3-5年後に家族で世界に飛び出します、たぶん◎