プロフェッショナルであることと上から目線であることは違う
どうも私は「先生」扱いされるのが苦手だ。講師業をやっているのに何という矛盾。前に出て話すのは好きというか、特に違和感なくできること。でも、壇上から知識を伝える「先生」と「生徒」よりも、同じ場に立ち想いを引き出す「ファシリテーター」と「参加者」の方が、自分の力が素直にすーっと引き出される気がしている。上下関係より横の関係の方が落ち着く。
でも、「先生」扱いされることと「プロフェショナル」扱いされることは違う。私は長い間、ここを混同していたような気がする。「先生」扱いされる居心地の悪さを避けるあまり、「プロフェショナル」扱いされることからも逃げてしまっていた。もしくは、「プロフェショナル」であろうとするあまり、無理に「先生」意識を持とうとして、上から目線になりそうな自分を発見して、ものすごい違和感を覚えることもあった。
私は正確な知識を伝える先生的な仕事が苦手なので、「先生」という存在にとても憧れていて、だからこそ「プロフェショナル」と「先生」を重ねて同一視していたのだと思う。でも色んな部分のプロフェショナルがいる。私自身は一人一人と向き合って引き出して行く、既にそこにあるものを引っ張り出して表現することで、ご自身の中に形作っていくことが仕事。もちろん必要な知識もあるし勉強も続けているけれど、やっぱり「先生」という感じでは無いのだよな。そして、それでも良いと最近ようやく思えるようになってきた。
そして、当たり前だけどプロフェショナルだからって上から目線なわけではないのだ。むしろプロフェショナルであればあるほど謙虚な人が多い印象。そういう方々と出会いながら少しずつ私もプロフェショナルの道を進んでいっているといいな。
(ここで書いた「先生」とは私の中の比喩であり、“知識を教える人”といったイメージで上から目線なわけではないです。そして実際の「先生」には生徒さんたちと同じ目線に立って“想いを引き出す人”がたくさんいて、やっぱり私は憧れております◎)
3-5年後に家族で世界に飛び出します、たぶん◎