“何もしていない”わけではなかった…！

『あぁ、また今日も何もできていない』

今日の午後は謎の睡魔に襲われたので、あぁ、もう無理、限界…と、事務作業を棚に上げて仮眠をとったら、10分のつもりがいつの間にか子どもたちの保育園お迎えの時間になっていた。何このタイムトリップ！？あぁ…！やりたい事が全然出来なかった。。。そんなことを思いながら、こどものお迎えのために保育園にトボトボと向かう道中、ふと、“本当に何もできていなかったのか…？”と、考えた。

そもそも過去の私だったら、この午後の睡魔からのダラダラ気分に負けて引きこもりモードになり、保育園へのお迎えすら行けてないんじゃなかろうか？笑　いや、、、どんだけ社会不適合だったんだ！！過去の私！！って感じだけれど、数ヶ月に1回やってくる“落ちる時期”の私の引きこもりっぷりは、もはや持病なんじゃないか…という酷さだった。マジで家から出られなくなってたの、本当に！！布団から出られない…引きこもりのミノムシさんだったのだ。ゴロゴロ、ゴロンと転がってひたすら漫画読んで現実世界から逃避していた。

(過去の私の名誉？のために言い訳すると、漫画の中のヒーローの臨場感に浸ることで、現実社会で生き抜く力を取り戻していたんだよ！笑　そのあと、ちゃんと現状打破してたから！！たぶん！！)

そんな過去の自分を省みると、今日の私は保育園に向かってる時点で充分ことを成し遂げている。え？それ日常じゃね？って話だけど笑、こんな小さな当たり前のような事ですら、過去の私から見たら、もの凄い進化である。未来の私から見たら全然足りなくて、ダメな自分キモい…って感じ満載過ぎて、うっかり“何もできてない”なんて思っちゃったけど、私は褒めて伸びるタイプなのである。それを自分で忘れてはいけない！！一番近くで私のことを見守っていて、簡単に自分を褒めてあげられるのは他でもない私自身なのだ。ちゃんと自分を褒めてあげよう♪♪

そうやって、朝からやったことを数え始めると、結構いろんなことをやっている自分に気付く。未来の自分に必要な種まきもしっかりとしていたし、追われている課題も終わってないけど手はつけている。少なくとも課題に必要な事は完璧ではないけどできていて、あとは文字起こしするだけだったりもする。“何もしていない”わけではない。ちゃんと前に進んでいる。超スーパーハイスピードじゃないだけだったYO!!!あらよっと☆自分のペースで動けばいいだけじゃないか！！笑

そもそも超スーパーハイスピードなんてまやかしなのである。最近、周りに素敵な人(そもそもクライアントさんたちが超ハイスピード！笑)が多過ぎて、うっかり“もっと！もっと！”と、背伸びして、超スーパーハイスピードを目指してしまっていたんだな。自分の人生を変えるのに、人様の時間軸に憧れて振り回されていたら、自分を見失うだけなのである。うんうん、そんなのわかってる！わかってるよー！わかってる…つもりだったんだよ！！でもさ、なんか“うまくいきそう”な気配が見えると欲が出ちゃったりするんだよね笑　まだまだ私は修行が足りないな、自分。。。

だけど、そんなことに一つ一つ気付いて行くのも、これまたおかし…！！(お菓子じゃないよ！可笑しいでもないよ！古文に出てきた“趣がある”って意味の「おかし」だよ！！なんだか知らんが、今の私の気持ちはこの古文の「おかし」がしっくりくるんだよねー。)今しかない！！っていう瞬間は確かにある。そういう流れが来た瞬間に、えいや！と、飛び込む勇気とか、一時的に踏ん張って頑張る時期とか、人生における勝負期に投資する相場観みたいなものはやっぱり必要。でも、それは自分の中の大きな波と波長を合わせていく感覚で、怖くて揺らぐのだけど、そこに自分がちゃんと在る。

自分を持ったままながされるのが大切なのだよね。周りに振り回される必要はないのである。そうしないと、自分のスピード感じゃないから、コーナー曲がりきれずに事故る…みたいな事が起きちゃうのだ。で、周りのキラキラ輝いている(ように見える)方々が眩し過ぎて、人様の輝いている部分と自分の至らない部分を比較して落ち込むという、私の考える生産性死ぬほど低いけど、よくやっちゃうんだよね…ランキンキングベスト3に堂々とラクインしている愚行に片足突っ込んでしまうのである…危ない、危ない！！

実は先週の金曜日に人生初捻挫をして、落ち込みモードだった自分に追い討ちがかけられたんだけど、でも、捻挫のせいでトレーニングに行けなかったお陰？で、昨日はようやく商売道具のカラーペンを買いに行く事ができた。これが、すごく私にとっては大切な時間になったのだ。

どこかで一度ちゃんと自分に必要な色を揃えたかったんだけど、でも怒涛の日々を送っていると、ゆっくり一つ一つ色を確認しながらペンを買うという贅沢な時間を生み出せないでいた。捻挫して、何もする気も起きない自暴自棄モードになったお陰で、「もうこれは気分転換するしかない！！」と、買い物へ行く事ができた。カラーペンだけじゃなく、カメラとかPCとか心の欲しいものリストの中に入れたままになっていた物も、電気屋さんで検討する事ができた。

そうやって、自分の欲しいものを一つ一つ確認する中で、ようやく私は正気を取り戻した気がする。で、うっかり仮眠からの寝過ごしで、自分のペースを取り戻した。そんなことに、今この瞬間、言葉を紡ぐことで気付いたのであった。結局、私にとっては“書き出す”というのが一番、心身ともに育んでくれる作業なのだよな。どんなに怒涛の日々を送っていても、筆を止めたら私じゃなくなってしまう。そこだけは譲ってはいけないのだろうなー。