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20年前の私へ…!

先週末、大学のサークルの20期下の現役性たちとOB/OGとの交流会へ参加した。その日は、昼間、2年弱前から我が家が大変お世話になっているコミュニティのBBQだった。そこで、大学を卒業した頃に出会った友人と15年振りくらいに再会した。さらには、学生時代になぜか一緒に三社祭でお神輿を担がせて頂いた方とお互いほとんど面識なかったけど再会をしたりもした。

そして、今日は、ほぼ新卒で店長をしていたお店の20周年記念イベントが開催されていることをSNSで知った。ちょうど近くにいたので、イベントが終わった頃に、偶然にも一瞬だけ顔を出すことができた。20年前と現在を行き来する不思議な今日この頃。

20年前、私はサークルと国際交流キャンプのボランティアスタッフとアルバイト(塾講師、デジカメ販売、マーケティングリサーチ、飲食店などなど、常に複数掛け持ちしてた笑)と恋愛に夢中になっていた。今とは比べ物にならないくらいワーカホリックであった。もちろんそんな生活、成り立つわけがなく…苦笑 「小夏は精神的にいっぱい、いっぱいになっているか、肉体的に一杯一杯になっているか、どっちかだよね。」と学生時代の友人に言われたことを今でもとても、とても、とても…!よく覚えている。

親元を離れ、地方から上京し、なんでもできるモラトリアムな時間を謳歌していた。と言えば、聴こえが良い?けれど、、、“なんでもできる”自由さに、埋もれて、溺れて、苦しんでいる時期でもあった。

栃木県益子町という陶芸家が集う芸術の街。陶芸家の父と美術短大卒の母の元、自然の中で育った私。同じく陶芸家の二世?であった幼馴染たちほど、絵を描いたり、歌ったり、踊ったり、ピアノ弾いたり、文章書いたり、走ったり、飛んだり跳ねたり、わかりやすい表現活動が“上手“ではなかった私。勉強くらいしか周りの友人たちよりできることがない…それすら、日本全国、世界から見たら、できると言えるレベルでもない…。自分は、なんてつまらない人間なのだ…。そう感じていた私。自分のできることで、役に立つこと、を模索していた私。

父はとても素敵な作品を創っているのになんで我が家は貧しいのか?経済を学んだら、何かわかるかもしれない。もしかしたら、表現活動をしている周りの人たちの、役に立てるかも知れない。むしろ、世界の貧困を救えるかも?と、安直に考えて経済学部へ進学した。

そんな気がするのだけど…、蓋を開けてみたら、サークルと国際交流キャンプのボランティアスタッフとアルバイト掛け持ちと恋愛三昧だったわけである笑

ほとんど、勉強しないで、遊んでいたやん…!!

でも、そこで出会った友人、知人、お客様たちとは、15-20年経っても、未だに交流があったり、なかったりする。20年ずっと、ちょこちょこ会っている友人、知人、お客様たちもいる。5年に1回、10年に1回というのんびりペースで会う友人、知人、お客様たちもいる。最近は15-20年振りに再会を果たすことも増えてきた。(歳を重ねたら、10年が短く感じるようになってきている笑)

絵を描き始めるまで、私は当時の友人、知人、お客様たちをとても眩しく感じていた。サークルの仲間たちはビジネスの世界で、国際交流キャンプの仲間たちはNPOの世界で、バイト仲間たちもそれぞれの世界で活躍していて、お客様たちは異次元の世界にいらっしゃった。それなのに、自分は何もしていない…。そう感じて、焦って、もがいて、溺れそうになりながら、人生の迷子を10年15年くらい続けていた。

でも…!!

今思えば、私はきっと、クソ真面目に、人生の迷子と向き合っていたのだと思う。その間、弟たちがやんちゃしたり、母が他界したり、結婚したり、義実家ともいろいろあったり、妊娠出産したり、した。家族の中で、いろんなことが起きていたけど、家族と向き合うことだけは、諦めずに続けていた。

自己肯定力が低いことには、私は絶対的な自信がある。だから、当時は「私は仕事が全然できない…」と常に自分にダメ出ししていた。けど、今、振り返ってみれば、できていたことも、たぶん、たくさんあったのだ。できない、できない!!と思いながら、できるようになってやる!!と、諦めなかったことが、画家になってからの私を支えてくれている。当時はできなかったことも、悔しくて練習を重ねて、10年、15年経った今なら、できることも、あったり、なかったり、する。

20年前の私へ。今の私も自分に自信はないし、毎日、失敗だらけだ。できることも、やっぱり、あんまりなかったりする。でも、自分が心から大切にしているものをコツコツ育む。それだけできたらいい。むしろ、それすら、できる日も、できない日もある。でも、それでいい。今、目の前にやってきている“これ、だいじ!!”と感じることに、後先考えずに、直感的に、ただただ、取り組む。ひたすら向き合ってみる。

その精度を上げる練習を一生続けていく。そうやって生きていれば、いいんじゃね?と、ゆるっと考えられるようには、20年後の今、なっているみたいだよ笑 

まぁ、だから、大丈夫だよ。しんどさも辛さも、楽しさも丸ごと味わったらいいよ!たぶんね◎

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3-5年後に家族で世界に飛び出します、たぶん◎