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子どもと向き合う夏休み

「いつもご協力頂きありがとうございます。“ご家庭で調整してくださる”っておっしゃったとき、すごくありがたいな、って思ったんです。娘さん、学校に来たらすぐ、リーダーシップ発揮するんですよ。今、何やってるか把握して、いなかったくせに、これでしょ?って周りを引っ張っていってくれる。勉強も休んでたときの単元もできているし、お友達とも仲良く遊んでいるんです。すごくエネルギーを持っているので、そこを上手に活かしてあげたいんですよね。」

夏休みになる前の個人面談で担任の先生がこんな風におっしゃった。娘のことをよくみてくださっていて、ありがたい限りである。いや、本当に学校あんまり行っていないくせに笑、お友達とは仲良くて、気付いたら遊びに出かけているうちの娘様。もうさ、親としてはさ、「お友達と遊ぶ約束をするために学校に行く」で、全然いいんですよねー。宿題なんかしななくてもOK!! なのに、娘は宿題して完璧な状態じゃないと学校に行きたくないという超めんどくさい性格で、それを自分で勝手にやるならいいけど、自分じゃ宿題やらないんだよ、親が見守っていなきゃダメだなんて、マジ意味わかんない!!

(宿題やらなきゃ星人だったのは私も一緒なので、その気持ちはわかるけど、親に言われてやった記憶も親に見守ってもらっていたこともほとんどないので、親に宿題見てもらうと言う感覚がわからないのだ。。。1回だけ小学校の割合の単元が苦手でお父さんにめっちゃ怒られながら、教わった事があるけど。レアケースすぎて、それはすごい覚えている笑)

って思っていたんだけど笑 先生とお話しているうちに、もしかしたら、「宿題見守って欲しい」も赤ちゃん還りなのかなーって気が付いたのであった。

「娘さん、すごく言動が大人っぽいんですよね。きっとご両親がいい意味で子ども扱いしてないからだと思います。入学当初、時間割を平仮名で欲しいってお母さんから言われて、“もう自分で準備できるんだ”ってビックリしたんです。正直、いまだに全部、親御さんが用意していて、忘れ物指摘してもお母さんがやったからわからない、と言う子も多いんですよ。」

いや、我が家の場合は親が準備出来るスキルないだけなんですよ、先生!!苦笑 保育園時代、必要な持ち物は娘が教えてくれていたの。。。お着替えのお洋服とかも自分が着たいやつを保育園バックに自分で入れていたしね。旅行の準備も年中くらいから親は何泊するかだけ伝えればノータッチで問題なかった。だから、学校に行く準備も平仮名で書いてあれば、娘は自分でできると思っていたのだ。でもさ、なぜか小学校になった途端、自分で準備しなくなってしまった。成長しているはずなのに、手が掛かるようになった娘を不思議に思っていたんだけど、周りがみんな親にやってもらってたら、私もやってもらいたい!って思うよね、そりゃ、そうだ。

しかも、昨年生まれたばかりの弟はなんでも親にやってもらっているもんね。余計に甘えたかったのだろう。これ、本当に笑えるんだけど、1歳の弟はお姉ちゃんと同じようにできる!!と信じて、6歳上の姉に向かっていくし、小1の娘も弟と同じように扱われたい!!と、1歳児と同じくらい面倒見て欲しがるんだよね。姉弟って本当に興味深い。

小1だと思うと1歳児と張り合う娘にすごい、苛立っちゃって、そうすると赤ちゃん還りしている娘の心の傷付いてしまうので、そんな時は娘を2歳児だと思う大作戦である。すると、あーら不思議、娘がどんなにわがままを言っても、すごいできる子に見える笑 って、そんなん余裕のある時しかできへんけどな。毎日なんて、無理やねん!!と、関西人でもないのに関西弁使いたくなるくらい難易度高い技やねんで、これw

つーか、1年前にも同じような修行をしていたな、我が家…笑 すげーよ、我が娘。永遠の2歳児かよ。。。


もちろん、プチ登校拒否を繰り返している小1娘にだって理由がある。

・先生が毎日怒るから疲れる

「1言って10掴む子」と「10言って1掴む子」が混在するのが学校を含めた社会というやつである。必然的に先生は10言って1掴む子に伝えるように話す事が多いのだと思う。良くも悪くも一つのものから多くの情報を得てしまう受け取り気質の娘にとって、同じことを何度も繰り返し怒られるのはしんどいのであろう。そして、自分が怒られていなくても、当事者と同じレベル(時にそれ以上に)怒りのエネルギーを受け止めてしまうようである。そりゃ、疲れるわ!!

というわけで、1,2日休んで学校に行くエネルギーが出るなら、休めばいい、というのが我が家のスタンスである。そうしながら、あわよくば程よい向き合い方を学んで行ってくれたらいいな、とも思う。先生を変えることはできないし、もはや動物園のような一年生のクラスで注意しないでください!なんて言えるわけもない。だから、家庭で調整しますね。とお伝えしたら、先生に「ありがとうございます!」と言われてビックリしてしまった。むしろ、こんな型にハマれない我が家を受け入れてくださり、こちらこそありがとうございます。である。マジで本当に、そうやって受け止めてくれる先生に感動して泣きそうになってしまった。

・弟が保育園休んでるなら私も休みたい(親に甘えたい、赤ちゃん還り)

これは先生に言われて気付いた。というか、娘の二枚舌外交は流石である。親には「毎日、怒られるから嫌」と言いながらも先生には、「お父さんやお母さんと離れたくない!」、「弟が休んでいるからずるい!」などと、家庭に理由を生み出して伝えているのである。確かに、娘と同時に新しい保育園に転園した1歳になったばかりの息子は隔週で熱を出している。そこで息子に親のエネルギーを注がれるのがずるい!!というわけである。親に限らず、クラスに10人ちょっとしかいない保育園から30人以上いる小学校へ環境が変わって、面倒をみてくれる大人の総量みたいなものが彼女の中で減ってしまったのが、寂しいのだろう。きっと、少しずつ親や先生と言った保護者(縦の関係)からお友達(横の関係)に重心を変えていく時期だけど、その重心移動がちょっと彼女にとっては急すぎたのかも知れない。

・なんかよくわからないけど行きたくない

で、一番の理由はこれなんだろうなー、きっと。娘は先生もお友達も大好きで、でも、やっぱり学校はなぜか知らんが行きたいくない、のである。先生も親である私たちも、ついつい原因を探してしまうけど、大事なのは今の気持ち。今、何をしたいか?そして、未来!!これから、どうしていきたいか?だから、そんなに理由とか気にしなくてもいいのだろうなー。そんなオチである。ついつい理由を探してしまったり、学校の勉強くらい聞いておいて欲しいと思ってしまったり、するのは、私がまだまだ枠に囚われているからなのだろう。母はまだまだ修行中である。それだけ。

って言うかさ、学校に行かないのはいいのだよ。問題は平日、その娘のエネルギーを私も夫も受け止めきれないと言うことなのだよな。在宅勤務で家には居るものの仕事をしていると、基本相手をしてあげられない。それは娘も承知で家にいるわけだけど、でもさ、家にいると、構ってオーラも伝わってくる。このジレンマよ。。。

そんな反省もあって、夏休みはなるべく娘と一緒に遊ぶ!!実験中である。

3-5年後に家族で世界に飛び出します、たぶん◎