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家族で好き勝手生きるには…?

我が家は全くリサーチせずに二拠点生活を始めてしまったけど笑、それでもふわっと目に入る二拠点生活のお話って、妻と家族が地方に住んで、夫一人が東京と二拠点されていたり、お子さんのいないご夫婦が二拠点生活されていたり、そういう例が多い気がしてて、家族全員で行き来している例をあまり目にないな〜(単にリサーチ不足なだけかもですが!)、と思っていたんだけど、やってみたらその理由がわかりました。家族全員で行き来するの、調整がめっちゃ大変やねん。。。笑

ぶっちゃけ、大人の居場所はどうにでもなる。オンラインでできる仕事もたくさんある世の中になったし、地方でも都会でも「なんかやっている人」は大抵つながっていくのは、おんなじ気がする笑 実際、福岡にいても東京やオンライン経由で繋がりが広がったりもする。でも、こどもの居場所がさ、世の中、二拠点仕様になってないのです。。。。シクシク…泣(そりゃ、そうだ!!)

我が家の場合は、あっけらかんと娘の不登校を受け入れているから、割と明るく楽しく向き合っているわけですが!!それでも、“世の中に用意されている社会システムから外れて生きる”、ということは、その隙間にある「本来誰かが仕事として取り組んでいる」細かい調整を全て、自ら手間暇掛けてやる、ということでもある。二拠点生活でもオルタナティブスクールに通いながらホームスクーリングすることでも、家族各々が自分達のやりたいことやるためだから、「はい!喜んで♪」と、ニコニコ取り組めたらいいんだけど、そんなに楽しいもんでもないので笑、地道にコツコツ、淡々と、日々、細かい調整をして生きている。もうさ、楽しそうに見える時間以外は大抵、毎日調整して生きていると言っても過言ではありません…!!(ガチで!笑)

二拠点生活を始めてから1年半が経ち、現在の我が家は、娘のオルタナティブスクールと息子の保育園が福岡なので、主に福岡で生活して、私と夫が月に1回くらいそれぞれ単身で東京と福岡を行き来して、2〜3ヶ月に1回くらいは家族が全員揃って東京&関東に2週間前後滞在するスタイルに落ち着いている。のですが…!家族全員で、東京滞在している間は、娘と息子の定期的な居場所がないので、お友達と遊ぶ予定を入れたり、関東圏内の実家や義実家に帰省の予定を入れたり、一時保育やワンデイプログラムのようなものを探してみたり、子どもたちも東京滞在を楽しめるよう全力を尽くすのである。

3歳の息子の方はさ、お金を出せば、一時保育やベビーシッターなど方法があるのですが、小3の娘を預かってくれるところがあまりないのですよね。お金にも限りがあるので、私の弟を召喚したり、娘が友達のお家に泊まりに行ったり、先方も「たまにならいいよ」と楽しめる範囲で、そして、「次はうちに来てね」と言えるお互い様の関係性の中で、心地よく頼り合えるよう調整する日々。

娘が産まれてから小学校に入るまでの6年間、夫婦で試行錯誤して子どもと一緒に東京生活をしてきた中で、ちょっとずつ、周りの人を頼れるようになって、逆に周りが大変な時には、遠慮なく!お節介できるようにもなって笑、そうやって積み重ねてきた日々と周りの方々が、我が家の二拠点生活を支えてくれている。ほら、友達が引っ越しする時に荷造りできるようお子さん預かったり、赤ちゃんが生まれたばかりの産後家庭にご飯届けたり、そういうことって、あるじゃないですか。逆に私が息子と入院した時とかはご近所さんにお世話になったり、そういう関係性ができてから、二拠点生活を始めることができたのはかなりの幸いだった。

小3にもなると、子ども同士だけでもお家を行き来できるし、一緒に近くの公園くらいなら遊びに行けるし、東京に戻ったら遊ぶ友人がいる娘は幸せ者だと思う。私は経験ないけど、転校生ってこんな感じなのかしら…?なんかもう、東京は私にとっての第二の実家で、娘の幼馴染たちのご家族は、私にとっても第二の幼馴染みたいな感覚。(実家に帰ると幼馴染一家に会うのに似ている。)

で、私が展示会などで一人で東京滞在している期間は、糸島に夫と子どもたちを残して旅立つのだけど、そうすると、小3の娘が3歳の息子を見てくれる時間が増える。夫が苦手な息子の歯磨きを魔法のようにやってくれたり、美味しい焼きそばや野菜スープを作ってくれたり、それはもう素晴らしい娘様をやってくれているようなのだけど(省エネなので私がワンオペの時はそんなに色々してくれない笑)、その分、娘の消耗もかなーり激しくなる。燃料が枯渇すると、お疲れモードになり、大人時間を欲するので、“娘と息子が離れて過ごす時間”を確保すべく、糸島側でも休日にお友達と遊ぶ約束を入れたり、お泊まりさせて頂いたり、やっぱり調整する日々。家を空けていても、割とずっと子どもたちの予定調整を遠隔でしている感じである。

糸島では、娘がオルタナティブスクールに通う中で出会った「枠からはみ出る学校生活」をしている親仲間とか、二拠点生活のきっかけとなったゲストハウスで出会った方々とか、海で出会った方とか笑、そういった方々に支えて頂きつつ、生きている。今日も今日とて、我が家には娘のオルタナティブスクールで出会った友人がお泊まりに来ていたのだけど、ホームスクーリング同士でも、別に毎日一人で家にいたいわけじゃないし、兄弟だけだと飽きたり、喧嘩したりもするし、お友達と遊ぶ時間は大事なので、我が家が糸島にいる間は、お友達がガンガン遊びに来たり、泊まりに来たりもしている。

まぁ、だから、東京でも糸島でも我が家は周りの人たちを死ぬほど巻き込んで、二拠点生活しているわけですが、“娘や息子を委ねた先でどんな楽しさを相手に提供できるか?”みたいなことを、割と本気で考えていたり、いなかったり、できる限り考えるように心掛けていても、やりきれなかったりしているわけなのです。あと、お互い様はなるべく大前提にしたいのだけど、1人の人とか、一家族に毎回頼りっぱなしになると先方も絶対大変なので、色んな方々にちょっとずつお世話になるようにしている。(つもり)

子どもたちの居場所を探しながら、ぼんやりと、できる時とできない時はあるけど、可能な限り、相手の楽しさを生み出す方法を考えて、さらには子どもたちの機嫌や体力を考えながら、調整作業していると、わーい♪と、楽しんでいる時間以外は大抵、スケジュール帳開いて調整して生きていくことになる。で、死ぬほど頑張って調整しても変わるんですよ、予定が笑 実家のある栃木に滞在していたら、居心地が良くなってしまい、子どもたちものんびりしたそうだったので、1日滞在を伸ばして、その後の予定、再編成したりとか。。。

そうやって予定が変わって、次の予定をキャンセルしてしまった時には、読みの悪い自分を責めてしまったり、目まぐるしく調整していく中でこぼれ落ちていくものもあったりして、ついつい自分の思う通りにならないことにイライラしてしまったり、どんだけ未熟やねん!!私…泣

でもさ、我が家にとって、私の人生にとって、そして夫や娘の人生にとって、今が一番大切な時期だと私は勝手に感じていて(息子もだけど!)、だから、私は二拠点生活&夫と私の仕事を守ること&子どもの居場所を確保することに、全力投資をしている。お金も時間も手間暇も全部惜しみなく割いている。それは娘のために始めたことではなくて、私自身のためでも、夫のためでもあって、家族のやりたいことが交差した場が福岡・糸島と東京の二拠点生活だった。それだけ。他に選択肢がないから、やるしかないのだ。

で、大変だけど、やってみたら、できることもある。ので、万人におすすめはできないかも知れないけど、やってみたかったら、とりあえずやってみたら、いいのかも知れない。お試し移住みたいなのもあるみたいだし、なんかふわっと自分に合うやり方がきっと見つかる、かも知れない、、、たぶんね笑

3-5年後に家族で世界に飛び出します、たぶん◎