見出し画像

我流シュクメルリ

松屋のシュクメルリが提供終了すると聞いて自作しました。

ホワイトシチューの要領で見切り発車的に着手したら存外うまくいったのでメモります

フライパンは2枚使います。できれば1枚は底が深いものがいいですが我が家にはそんなものはなく、牛乳吹きこぼれの恐怖と戦いながらの調理となりました。

鶏肉はモモを使いました。部位は好みで変えてもいいけど皮付きがマスト。アホなので2枚投入したが、あるだけ食うアホなので存外たくさん食べられた。室温に戻したら適当に塩コショウして一口大に切り、少しの油を引いて皮目を下に、中火寄りの弱火でじっくり焼く。油が多くなってきたら適宜除去。皮パリのためです

一方そのころ、串切りにした玉ねぎ半玉と一口大のエリンギ・しめじ適量をバターで炒めていきます。きのこは好きなのを入れればよいです。火が通ったら小麦粉小さじ1を振りかけ、よく混ぜながら炒めて粉っぽさがなくなったら一旦皿に取ります。ただ小麦粉はなくてもいいと思った。ホワイトシチューのレシピのなごりです

真打ちです。同じフライパンに牛乳300ccとにんにく1玉、コンソメキューブ1個を投入し蓋をして煮込んでいく。今回のにんにくは処理の都合上(皮剥きに時間がかかり過ぎた)1玉としましたがやってみた感じ幸福の最低ラインです。時間や人手が潤沢にある場合、剥きにんにくを用意できた場合は青天井にアホになってください。国家反逆罪

ちなみに今回は初なので冒険しませんでしたが、隠し味には味噌などが考えられます。ホワイトシチューの一般的な隠し味ですがにんにくと合わさることで北の大地みが出てきました。この場合は最後のコショウを一味唐辛子に置き換えてオロチョン風というのもよいですね。文脈が分厚い

この辺まで来ると、鶏肉の皮目によきパリパリが宿っているはずです。目安は10分ですが焦げない限りは攻めてしまってもよいです。これも一旦皿に取り、同じフライパンでじゃがいもを揚げ焼きにしていきます。松屋のはさつまいもが入っていましたが、さつまいもよりじゃがいものが好きです。里芋とかもうまそうです(その場合は揚げ焼きが下茹でに置き換わりますね)

そうこうするうちににんにくが煮崩れてきたと思うので、これをフォークの背などで潰していきます。ブレンダーで粉砕するレシピもありますが粒感が残っている方が好みでした。白い牛乳からにんにくを探し出して潰すのが骨で、何らかのハックが待たれる

いよいよ伏線を回収します。玉ねぎ・キノコ、鶏肉、イモを牛乳の鍋にぶちこんでいく。このとき鶏肉の皮は可能な限り汁につけないようにしたいですね。汁ものだけど皮パリの鶏肉が食べたいというアンビバレントな感情があります。天そば、パーコー麺なんかにつうじていきますね

そうこういううちにほうれん草をレンチンしています。ホワイトシチューみを出すためと、青みがなかったため。煮込むタイミングがわからず煮込んでも全体がえぐくなるかなと考え、蒸し上がったものを皿に敷き詰めてその上に盛り付ける形にしました。結果的によかったので今後もそうしましょうね

盛り付けられたので完成です。調理の工程で味が左右される要素もなく、安定してうまいシュクメルリ様のものが作れるかと思います。今回はホワイトシチューのイメージが先行していたので玉ねぎ・キノコやほうれん草が入りましたが、バターで炒めてうまい野菜であればキャベツ・もやしなど別文脈の可能性も十分に考えられます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?