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子どものカップ麺デビュー

仕事に復帰して2週間が経った頃、末っ子が発熱とのことで保育園からお呼び出しの電話が鳴った。
その2日後には次男も発熱。小児科の検査ではヒトメタニューモウイルスにひっかかった。

末っ子は案外悪化せずに治る兆しがみえたものの、
喘息気質で気管支系が弱い次男は久々に辛そうだった。
40.6度の熱でぐったりして、ポカリを口にするものの咳で吐いてしまう。
次男の体質を理解している小児科からはリンデロンシロップの他、
パルミコートの吸入、念のため抗生物質までガッツリ処方された。

具合が悪いながらも頑張って薬を飲んだおかげか、
熱が微熱まで下がりピークを超えた4日目の朝のことだ。
この2日くらい次男は水分以外はほぼ食べていなかった。
体調も快方に向かってきたし何か少しでも食べてほしいなと感じていた。

そんなときたまたま長男がみていたYouTubeのおすすめで
ヒカキンの「みそきん」についての動画があがっていた。
それに気づいた子どもたちに釣られて動画をみると
どうやらずっと売り切れだったみそきんが再販するらしい。
しかも今日、10時からじゃん!となり「ぜったいたべたい!!」と目を輝かせながら次男は言った。
以前から子どもたちからみそきん買ってきてと何度も頼まれていたけれど
こんな病み上がりで食べれるもんかな...と思いつつも
ちょっと久しぶりの威勢の良い次男の夢を叶えるべく
午前10時めがけて長男次男と3人で近所のセブンへ向かった。

10時すぎにセブンに着くと、みそきんが売り場に並んでいた。
「うわ!みそきん!みそきんめっちゃある!!」と
騒ぎ立てる我が子たち。
【お一人ひとつまで】に3人できてよかったと思った。
辺りをみると同じように小学生くらいの親子で買いに来ている人がちらほらいて
YouTuberヒカキンの人気を改めて思い知った。


帰宅後はなにやらみそきんをゲットできた喜びで
みそきんと共に行動する子どもたち。
私のスマホで写真もやたら撮っていた。

たった3つのみそきんタワー


さてさて食べたいと申す、病み上がりの次男。
胃がびっくりしないだろうかとか
昨日ゆる便だったけど大丈夫だろうかとか色々考えたけど...
まぁずっと欲しいって言ってたもんね、
熱も下がったし、食べたいもの食べなと伝えていざ実食。

風邪だし全部は到底食べ切れないから
うつわによそって欲しかったのを無視された


「みそきん、おいしい〜!!」と感情を爆発させる次男。
長男も煉獄さんのように「うまい!」と時々叫びながら食べている。
子どもがおいしそうに食べる姿は格別だ。
よかったね、とこちらも笑顔になってただただみていた。

思えばカップラーメンを子どもたちが食べるの初めてかもしれないなと気づいた。
私はインスタント麺はよく買うけどカップラーメンはあまり買わない。
買って食べるにしてもカップヌードルをたまにくらいで
子どもに欲しいとも言われたことがなかった。
もしかしたら過去に夫があげたことが一口ねってかんじで
あげたことはあるかもしれないけど、
子どもがカップラーメンを食らいつくのを見るのは初めてだった。
思いがけないカップラーメンデビューだけど良いものがみれた。


ラーメン大好きラーメンモンスターの長男は8割は食べた。
次男も量は多くないけど食べれてよかった。
この後も事あるごとに「みそきん食べたから最強になった」と豪語。
(実際、この日からもう熱は上がらずかなり回復した)

ちなみに2階で末っ子といた夫も呼んで食べ切れない分を食べたけどおいしかったです。


たかがカップラーメン、されどカップラーメン。
ありがとう、みそきん。
我が家に元気が戻るきっかけになりました。

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