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【貸棚本屋を始める3つの理由】2024/04/20

2つ目は文化です。わたしが学生だった古の時代はネットもなく情報といえば商業誌が中心でした。まだまだアニメはアングラな文化で情報も限られ数少ない月刊誌の隅から隅まで見ていたものです。
片田舎の学生だったわたしは月刊誌の情報欄でこの田舎町で同人誌の即売会が開催されると知りドキドキとワクワク、当日を迎え一人でいってみました。古い会館の一室を借りた暗めの会場には10ほどのテーブルが円形に並べられお客さんも私も含めて数人。それでも当時商業誌以外の本に出会うことは皆無だったわたしは何周もして当時の自分にとっては高価な本を何冊か買いました。どんな本だったのか、今では思い出せませんが当時の同人誌はオリジナルが多かったところに急激に二次創作ものが増えてきていた時代でした。古の話です。

地方に住むと文化的な出会いが限られてくるということと、生の出会いには人生を変えるほどのインパクトをもつことがあるということ。情報の氾濫する今の時代でもやはり文化は都市に集まるし、文化に関わる人もそうです。メインカルチャーよりもサブカルチャーのほうがその傾向が強いように思います。

comxcom古の貸棚『林檎ノ本箱』には県外の一棚本屋さんやクリエイターの方にもオーナーになっていただけたら嬉しいです。文化というと大げさかもしれませんがそれでもここに一つのカルチャーがあり立ち寄ってくれた人が何かと出会って帰っていくそんな場所になれるように少しずつ場所を温めていきます。
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